雪の溶けた地面から、いろんな草花の葉が顔を出しています。
もしかすると、フキノトウが芽を出しているかもしれない。草の間に手を入れながら 地面を探ってみました。残念ながら、フキノトウを見つけることはできませんでしたが、オオイヌノフグリの葉とその先にある かわいい釣鐘のような薄紫のつぼみを見つけることができました。長い間、雪の下に埋もれていたので、横たわって眠っているような感じがしました。でも、明日か明後日のうちには 陽光をいっぱい浴びていく中で あの可憐なコバルトブルーの花を開いてくれそうです。
かわいい 小さな春に出会ったような気がして、とてもうれしくなりました。
雪の下で、ちゃんと春を待つ準備をしていたのですね。そのけなげさに 温かい感動を覚えました。
近くで、しっぽをふりながら こちらをながめているクウタにも、「小さな春を見つけたよ!」と語りかけたのですが……。しっぽのゆれぐあいは、「うれしいね、春が来てくれて!」 と言っているような感じがしたのですが……。