あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

雪が舞い始めました

2010-12-15 11:26:58 | インポート

朝からみぞれ気味だったので,雪に変わるかもしれないと思っていたら,少しずつ雪の粒が見られるようになってきました。今年初めての雪らしい雪になるかもしれませんね。

朝に携帯が鳴り,駐車場を車で出たはずの妻から電話がありました。何かあったのかと心配になって要件を聞いたところ,『雪が降っている』とのこと。今年初めて目にした雪でしたから,その感動を伝えたかったのだと思います。とてもうれしい朝のニュースでした。思わず笑ってしまいましたが……。

雪が降ると思い出す歌があります。歌手の名前は覚えていないのですが,女性ボーカルでしっとりとした声の持ち主です。若い頃に聴いた歌ですが,始まりの歌詞とメロディーは今でも覚えています。でも,曲名は思い出せません。 

『雪が降ってきた ほんの少しだけど 私の胸の中に 積もりそうな雪だった ……』という歌詞で始まる歌でした。降る雪を見て,思い出を振り返るような,なつかしく 少しさびしい感じのする歌でした。雪が冬の始まりを告げ,忘れていた思い出や人を思い出させるせいでしょうか。雪は,人を内省的なロマンチストにしてしまう一面もあるように思います。雪の白さに包みこまれることで,素直に飾らず過去を振り返ることができるからでしょうか。そうやって振り返ることで,自分もきよめられているのかもしれません。また,雪はすべてを白く包み込みながら,真っ白なページを用意します。そこに新たな始まりがあり,新たな思い出が綴られていくようにと告げながら,しんしんと降り続くのかもしれません。

昨日,『青空サンタさんへ』という宛名で,手紙が届きました。郵便局の方も,届ける時に宛名を見て戸惑ったのではないかと思います。裏には,その子の顔の絵が描いてありました。まだ見ぬサンタに,自分の顔を知ってもらいたいと願って描いたのでしょうか。中には,その子の願いが書いてある手紙と母親の手紙が入っていました。母親の手紙によると,小学生になってもまだサンタの存在を信じているとのことでした。プレゼントは,父母が用意し,私がサンタとなって手紙の返事を書くことになります。

その母親も小学生の頃は,サンタの存在を信じている子どもでした。母親になっても夢のある心を大切にしながら我が子にかかわるその思いが,私にはとてもうれしく感じます。

サンタの存在について疑問をもつようになっても,毎年この時期には,青空サンタになって手紙を書きたいと思っています。サンタを通しての絆を,これからも大切にしていきたいものです。