斎藤隆介作・滝平二郎挿絵(切り絵)のコンビで描かれた絵本で、『花さき山』・『八郎』・『モチモ
チの木』・『三コ』・『ベロ出しチョンマ』等については、手にとって読まれた方もたくさんいること
と思います。
中でも、私の一番大好きなのは、『モチモチの木』です。
登場する主人公の豆太が、私は大好きです。
いつもは、気が弱く、外にあるトイレにも一人では行けない おくびょうものの豆太でした
が、大好きなじいさまが腹痛を起こした時には、裸足で外に飛び出し、真っ暗な中、医者
様を呼びに行きます。いざとなった時には、愛する人のために行動できる優しさと勇気を
持った豆太だったのです。
ても、じいさまが元気になると、やはり元の豆太にもどり、夜になると一人でトイレに行け
ず、じいさまを起こしてしまうのです。
こんな子どもらしい豆太が、私は大好きです。
いつもは、おくびょうで 気弱な 豆太であって かまわないのです。
ただ、いざというときやかんじんなときに、優しさをきちんと行動で示せる気概を持っていれば
それでいいのです。
大切なのは、親が我が子を信じてあげることなのではないかと思います。
いざとなった時やかんじんな時には 我が子は 決して そこを逃げ出さず 優しさを言動で示
すことのできる人間であると 親が信じることが大切です。
子どもは、変わります。成長します。
この変容を視野に入れ、ゆったりと子どもの成長を見守り、よりよい成長を信じながらかかわっ
ていくことが大切と考えます。
人を信じることの意味や大切さも、そんな親の信頼を通して 子どもの心の内に はぐくまれて
いくものなのではないかと思います。
taiママさんも、そんな親だからこそ 誠実に そして 真摯に 我が子の成長を見守っている
のではないかと思います。
親子ともに 頑張っていきましょう!
まだ まだ 先は 長いですよ。 あわてず あせらず 共に ガンバ!ですね。