カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

シュークリームはスプーンで~~

2004年08月26日 | ★ 日々の呟き
元同僚の友人の訪れで、話の弾む楽しいひと時を持った。
ボランティアで制作している指編みマット作り、PC談義など途切れることのないおしゃべりが続く。

コーヒータイムになった。お八つは、彼女お手製のシュークリームである。
箱を開けると、クリームの甘い香りが嬉しい。コンガリとシューの色もいい。おまけにドッカリと大きい。
シュークリーム大好きの私には、この上ない おもたせに大喜び。
先に食べ始めた彼女、
「わぁ~。ちょっと待って!クリーム、柔らかすぎ!」
そこで、シューの蓋を取ってみると、確かに、市販のように固まっていない。
「失敗!失敗!、柔らか過ぎた」を連発する彼女だが、そこがお手製の良さだと思う。

元々、シュークリームが大好きだが、ティルームなどでは、絶対に注文しない。あれは、家で、あんぐり大きい口を開けて、唇にクリームが付こうが、指先が汚れようが、気にしないで、食べるのが美味しいのだ。豪快に食べてこそ美味しさも格別なのだと、拘っている。

今日の、手作りシュークリームも、その拘りの延長線上にある。
喫茶店などでは、その食べ方の醍醐味を味わえない。

スプーンで、クリームを口に運ぶ。適度に抑えた甘さが、とろりと口に溶ける。この甘さ加減は手作りならではのものだ。
綺麗にスプーンでクリームを食べた後、次はシューだ。
クリームが柔かかった分、シューの内側に沁み込んで、美味しい。
失敗作どころか、新製品だった。

彼女と持った午後のひと時は、実に愉しい時間だった。
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秋の夜の訪問者

2004年08月25日 | ☆ ふるさと・大和
窓を開けると、簾の向こうに何かくっ付いている。
内側からだと逆光なので、はっきり分からない。濡れ縁に出てみた。
いるいる,一匹の虫が、簾に掴まっている。簾と同じような褐色なので、離れると見えにくい。私の動く気配にも逃げ出そうとしない。
近寄ってよく見ると、細い足の一つの節が、簾の目に入って絡まっている。
もがけば出ることが出来ただろうに、暢気な虫ねと思いながら、暫く眺めていた。

深夜まで明かりを灯していたこの窓に、小さい虫を求めてやってきたのだろうか。叢に住んでいる虫だと思うが、葉っぱだけでなく、虫も食べているのだろうか。

「むし」としか分からなかったので、図鑑で調べてみると、
「クビキリギス・オス・褐色型」とあった。この種の緑色のは、よく見かけるが、それも「むし」で片付けてしまっていたが、この
、秋の夜の訪問者に、
「あなたは、クビキリギス、さあ、好きなところへ行きなさい」と
簾に絡まった足をそっと外してやった。
暫く濡れ縁にいたが、庭に飛び降りていなくなった。
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花盛り

2004年08月24日 | ★ 日々の呟き
久しぶりのお天気。陽射しは,一頃よりも柔らかくなり、秋の訪れを感じる。 ( 植えつけた当時のベゴニア)

昨夜は、庭の叢から蟋蟀の声がしていた、たった1匹だったが、賑わう日も近いだろう。

梅雨の頃に植えた、花たちが、今を盛りと玄関先に彩を添えている。例年、プランター一つに4株植えていたが、今年は3株にしてみた。成功である。
成長する場があるとその分、自分の場を確保するかのように、株を広げた。

でも、少し背丈が高くなったので、霜枯れの頃まで持つかが心掛かりだ。
何はともあれ、緑ばかりの夏の庭に、華やぎを添えてくれた花たちの存在は大きい。

(上は、今花盛りのプランターの花)
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スロースイム

2004年08月23日 | ★ 日々の呟き
マスターズニュース77号が届いた。
この中の「生涯スポーツ賛歌」に「スロースイムのすすめ」という記事があり、これに惹かれた。

記事抜粋・・<たっぷりと水に浸り、ゆっくりと泳ぎ、そして自分      の身体に感じること、心に浮かんでくることがらを      ゆったりと考え、それを楽しむことなのだ。>

私の、プールでの毎日の泳ぎが、全くこれに当てはまることなのだ。
4~5年前だったか、福井県での大会参加を最後に、試合にはでていない。あのプールサイドのスタート台に立ってスタートを待つごく短い時間の緊張が、耐えられないストレスと感じたのが、きっかけだったかもしれない。

試合には参加しなくなったけれど、泳ぎは、生涯スポーツとして楽しんでいる。1500mのスローな泳ぎで、まさに上記記事さながらの楽しさを味わっている。スローになっても1500の距離は落とさないのがモットーである。この距離が、私の、水の中で本当に自由になれる時間帯である。
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優しい向日葵

2004年08月22日 | ☆ ふるさと・大和
向日葵と言えば、真夏のギラギラした太陽に向かって咲く、強く逞しいイメージを持つ。若い頃、こんな向日葵が好きだった。
「好きだった」と過去形で書いたが、今も好きな夏の花のひとつである。
デジカメを始めてから、いつもバックにカメラを入れ、季節を知らせてくれる花たちとの出会いを、楽しみに収めてきた。

夏は向日葵、それも、青空の中にぐんと伸びている大きい向日葵と出会えることを期待していた。こんな田舎のこと、何処かの畑の中とか、庭の中から背伸びする向日葵があるだろうと、ウォーキング中もカメラを放さなかったのに、とうとう、そういう機会がなく夏が終わろうとしている。

が、ここにきて我が家から、車道を隔てた休耕田の中に、向日葵を見付けた。手入れのされていない田圃だから、雑草の中に手のひらより少し大きめの花が、乱れ咲いている。向日葵に、乱れ咲くという言葉は全く無縁のものだけれど、そうとしか表現できないのだ。
「優しい向日葵」だ。花も優しいが、休耕田を遊ばせないで、道行く人の目を楽しませてくれる、持ち主の優しさを見たような気がする。
コメント (5)
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