カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

「ボケ」の花が教えてくれたこと

2004年08月04日 | ★ 日々の呟き
今年の異常気象を、年の初めに、ボケの花が告げていた。

この花は鉢植えの小さい木だったのを、庭に移して大きくなったものだ。

毎年春一番に可愛い朱鷺色の花をつけ、暖かくなる日の来ることを告げていた。

今年、ボケは、お正月過ぎに花を咲かせた。4~5輪の花だったけれど、冬枯れの庭に、それは目立つ存在だった。
「あなた、ほんとに ボケてるのね。まだ冬真っ最中なのに」
そう思った。同時に、春には花を咲かせることが出来るのだろうか、この4~5輪で、終わってしまうのか心配だった。

ところが、3月から4月に掛けて、枝先までびっしりと花を咲かせていた。例年より花が多く、木についている期間も長く、ほっとした。

精一杯、2度花を咲かせたボケの木の葉は、夏の日差しに、葉脈だけの透かしになっているのが見られる。2度花を咲かせたという無理が、ここに出たのかしらと、私なりの解釈で眺める。

自然体系の変化を、もっとも敏感に感じるのは、自然界の生き物だろう。人間が気づく前に・・・
コメント (2)
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