ラフティング

今回の旅行のメインはラフティングである。

「お母さん、この夏、四国に行くけど一緒に行く？」
「うん。連れてって」
「観光やないけど、いい？」

「ラフティングをするので、その間は、彼にどこかに連れて行ってもらうといい」

ラフティングをするのは、娘と中２の長女で、婿と次女はしないとのこと。

観光地巡りをするのではない。それでも写真ぐらいは撮る事が出来るだろうと、同行した。

集合場所は、山間の賢見温泉。これ幸いと日帰り入浴を堪能した。

吉野川の上流の渓谷を、５～６人乗りのゴムボートで下るらしい。
一艇に一人のインストラクターがついて、それぞれ櫂を漕ぐ。

ところが、急流に櫂を取られて、長女は、流してしまったらしい。
後ろのボートの人が拾ってくれたが、長女は、流れの緩やかなところで一番前の席（曰く・特等席）に移り乗っているだけだったと言う。

ウエットスーツを着るのさえ、初めての二人だが、お昼過ぎ、二人は晴れ晴れとした顔で帰ってきた。

３０人くらいの参加者の中で、最年少は長女で、最年長が我が娘だったと言う。

なんともはや～～

ちなみに、パラグライダーは、家族全員が楽しんでいる。

バンガロー・・・50年ぶり・楽しいね

剣山国定公園の一角、祖谷渓谷に沿ってのドライヴは、その渓谷美を楽しみながら快適に進んだ。小歩危を過ぎ、大歩危で、奇岩を縫って流れる水流の多さ、激しさに、豪雨の後を見たような思いだ。水面よりはるか上の小枝に、ビニルの端くれが、引っかかっていたりして、台風当時の増水の激しさが窺われた。

西祖谷山村、祖谷渓キャンプ場が、１日目の宿泊地である。
管理事務所で手続きをするときに表を見ると、キャンセルがかなりある。これも台風の後遺症。

バンガローのテラスの真下に渓谷。静かな森の中で、たった一つの音である。時々、蝉がカナカナと鳴き、鶯の音も交じる。

食事は全て、娘夫婦が担当してくれて、孫３人と、私はトランプに興じる。

バンガローでの経験は、半世紀ぶり。学生の頃ガ思い出される。

水の流れに、眠りを妨げられはしないかと思ったが、心地よい癒しの音楽となり、熟睡を与えてくれた。