春夏秋冬

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仲秋管絃祭の練習

2014年07月16日 | 日記

今年の仲秋は9月8日です。

その夜、静岡浅間神社で管絃祭があります。

昨年は龍笛で出場させてもらいましたが、今年は篳篥に変更しているので未熟すぎて聞き苦しく、出させていただくのはご迷惑かと思いますがそこはど根性で・・・

音が出せなくても曲にあわせてしっかり息継ぎと指使いをやらないといけません。

龍笛だとその点顔の表情はふつうで済みますが、篳篥の場合は頬を膨らませるのでフリをするのもなかなか技術が要ります。

しかも今年は演目を3曲以上増やすらしいのでほんとに大変。

わかっているのは越天楽くらいなもので、五常楽などさっぱりとんちんかん。

あと1ヶ月半でなんとかしないと。

浦安の舞い、豊栄の舞い、浅間の舞い、の3曲は歌を歌う部分で一人前に参加できるのでアピールに余念がありません。

今夜のお稽古では超ベテランのUさん(奥さんは龍笛、ご主人は篳篥)が隣に来てくれてとても勉強になりました。

Uさんは専門の神主さんに混じって雅楽を演奏している実力者なんですが、年季の入った篳篥の盧舌がいくつかあって、お使いになっているものの側面に縦に亀裂のようなものが見えるから、私のもいくぶん筋が入ってしまっているので、ああそれくらい割れてもまだ使えるんだなあなどと感心していました。

すると彼は「これは2枚を張り合わせてあるからその合わせ目だよ」とおっしゃる。

・・・私はじつは盧舌に関してはもう滅茶苦茶なことをやっておりまして、

全部で5つほど所有していたのですが、そのうちの現在使っているちょっと高級な盧舌だけは広田先生が「唱歌ができるまで、まだ音を出しちゃ駄目だ」とおっしゃるので別の容器にしまってあったのです。

他の4つは小さいシール容器の中にティッシュを敷いてその上に入れ、フタをしておきました。

そのとき盧舌の図紙が濡れたままだったらしく、ティッシュにその水分が広がったのでしょう。

3週間ほど入れっぱなしにしておいたところ、全部にカビが生えてしまったのです。

さすがに口につけるものにカビが生えたのではたまりません。

ハイターに浸してみたり、鍋で煮沸消毒してみたり。

するとお湯の中でかの盧舌は生まれたときのままの葦の姿に戻ってしまいました。

つまり竹のようにまん丸になってしまったのです。

かくして盧舌は4本ともお釈迦になりました。

ですから盧舌は2枚を張り合わせてあの形になっているのではなく、丸い筒状の葦の茎をひしゃげて作ってあるんですよ。

間違いありません。

こんな実験をしたのは天下広しといえども私くらいなものではないでしょうかね。

大切に扱わなければならない篳篥の命といえる盧舌を鍋で煮てしまったなど、先生に知られるとまずいのでここだけの話。

お稽古から帰ってきたら玄関先にタキイから注文してあったサフランの球根が届いていました。

さすがに50球は多いですねえ。

今年は土なし栽培で咲かせようと思います。

それにしても植え込むスペースを作り出さないと。

なんでこんなにたくさん取り寄せたかというと、サフランのめしべを乾燥させると香辛料になるそうなので。

カレーやパエリアのライスに使う、黄色くなるあれです。

 

 

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