春夏秋冬

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大内観音桜見に

2021年03月24日 | 日記

通称大内観音は正式名称が鷲峯山霊山寺で、本尊は千手観音、駿河国三十三観音霊場第21番、天平勝宝元年(749)創建。

山の中腹にあって、そこへ続く山道(参道)には桜が植わっていて、遠くからでもピンクの並木が見えるため、この季節にはどうしても行きたくなってしまう。

山の麓に10台程度の駐車場があり、そこへ運良くとめることができればなかば成功したようなものです。

(車をとめられなかったら引き返すしかない)

こちらのお墓は全部、大木さんという名字ばかりです。

 

途中2合目とか3合目という標識があって、勾配はかなりきつくまだかまだかと登っていると、目的地の山門のところが5合目ですって。ほっとした。

やっと山門にたどりつき。

仁王さんもだいぶお疲れのようです。

山門から本堂まではほんのわずか。

右手に鐘楼堂があって、鐘をつくことができます。

ボランティアで山道を管理している人が、一人一打ですどうぞ、と勧めてくれたので、思いっきり「ゴーン」。

本堂には10人くらい見物客がいました。

駿河湾一望。桜は思ったより少ない。

このお寺はふだんは無住ですが、本堂裏手にかなり大きな庫裡というか建物があり、外トイレ(どうなっているか見てはいない)があったり、上水道がひかれていたり、利便性は高そうです。

およそ観光収入や檀家の寄進などなさそうなお寺なので、トイレや水道の維持費がだいじょうぶか心配になります。

重要文化財みたいな山門や本堂よりも庫裡が気になってしまうのは、こういう無住寺にいつか常住する人ができて高野山真言宗が広まる拠点になればいいと思うからです。

このお寺は静岡市には珍しい高野山真言宗で、音羽山清水寺(静岡市葵区音羽町)が兼務して管理しています。

毎年3月第1日曜日にお祭りがあって護摩焚きなど行われてにぎやかだそうです。

 

数年前に一度だけここへ来たことがあるのですが、これよりさらに40分ほど山道を登ると、突然大パノラマの梶原山公園に出ます。

そこからの富士山は、山原測候所からの景観に負けない素晴らしいもので、今回ももちろんチャレンジしたのですが、あいにく3分の1ほどで体力が尽き、下山を余儀なくされました。

この山頂にある公園は、反対側の静岡市葵区からは車道があって、近くまで車で行けるそうです。

この道で前回、こんな感じで長いものに出会って立ち往生したものですから、魔除けのために今回は登山道入り口に置いてある貸し杖(桜の木)を拝借して登りました。

杖があるとやっぱり楽です。

地面はあちこちこのような岩盤になっていて、ふつうの山よりも地盤が固くて地震に強そうだと思いました。

ごまちゃんは相当くたびれたようですが、満足げ。

ごまちゃん13才、われわれは後期高齢者前後、限界に挑戦中。

 

 

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