望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・・・本番の1日(その・25)

2013-02-23 16:41:06 | 舞台・ウラ話

この受付の奥が、なぜ、こわいかというと、

ここは階段状になっている客席の下なんですね。


だから、
階段の奥に、めり込む感じで作られている。

ということは、どういうことかというと、


奥に行くほど、天井が低くなる、んです。


写真のブルーの矢印が、天井の高さです。
この感じ、おわかりいただけますか?

なもので、
最後の方はもう、天井とは呼べない状態で、
しゃがんでヨチヨチと歩くのが精いっぱい。

だから、そこは、
椅子や荷物の置き場所になっています。


反対にいえば、ちょっとした私物は、
そこに突っ込んでおくわけで、

私もスタッフ当番のときには、
お財布や携帯を入れた袋を、そこに置いていました。


もちろん置きに行ったりするときは、
しゃがんでヨチヨチとそこまで進んでいきます。

そのたびに、いろんな人から、
声をかけてもらいました。

「望子さーん、大丈夫ですかー?」
「そこ天井低いですから、頭打ちますよ~」
「気をつけてくださーい!」


・・・みんな、心配してくれるんです。

・・・みんな、親切で言ってくれるんです。


でも、ちょっと待ってよ!
他の人には言わない、ってどういうこと?

え? 私がアブナイってことなの?
それはキャラで? それともトシで?


いや、なにもそんなに、
意地にならなくてもいいんでしょうが、
こういうことって、気になるんです!

トシとればとるほど、
また、自分のキャラが、わかっていればいるほど、

どうも引っかかるし、
なんとなく、フユカイな気分・・・


「大丈夫よっ!」

「でも、気をつけて下さいね。
 私も昨日、頭をぶつけましたから」

「わかってるわよ、大丈夫っ!
 だって、天井とは、
 まだこんなに隙間が・・・」


 ・・・と言ったとたん、

( ☆ ◆ ☆彡 \(◎o◎)/! Σ ○ ★ )



      (つづく)







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