望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ話・・・本番の1日(その・19)

2013-02-17 13:44:54 | 舞台・ウラ話

いろいろとありましたが、

ついに芝居はラストへーーーーっ

でも、まだお昼過ぎです(うう・・・


<13:20>

舞台の上では、まだ芝居が続いています。
出番が終わったキャストは、ホッとした顔で、
そででカーテンコールを待っています。


一方、2階の楽屋では、
これまでまったりとしていたMチームのメンバーが、
一気に戦闘態勢で腰を上げます。

モニターから聞こえてくる音を聞きながら、
ジャージ姿でスタンバイ。


カーテンコールになった!

よっしゃぁ!

と、例の外階段を一気に駆け下り 


お客様の拍手、・・・つまり、もう音がうるさくてもOK!

ということを確認して、
ざーーっと舞台裏に乱入してきます。


あ、いや、仕事のために入るんだから、乱入じゃないんですが、
その勢いが、まさに乱入って感じなんです。

もちろん、反対にMチームのカーテンコールのときには、
我々が乱入するんですが。



さて、これは何をしに入ってくるのか、

・・・これは、わからないだろうなぁ。

私もこういう状態の公演は初めてでしたから。


カーテンコールが終わったと同時に始まる、
別チームの乱入。
あ、いや、突入の方が近いかな。

これは何をするかというと、

今終わったばかりのチームが使った、
小道具、衣裳、靴、飲み物、私物、
誰かが鼻をかんだゴミに至るまで、

何から何まで、ぜーんぶをごっそり、
楽屋に移動するための部隊なのです。


<13:35>

紅チームは、カーテンコールの後、
お客様にご挨拶するために、
客席に出ていきます。


そのカラになった舞台裏に、
Mチームのキャストが一気になだれ込み、

小道具をがーーーっ 
衣裳をざーーーっ 

とにかく何から何まで全部、引っさらって、
また外階段を上がって、楽屋へ持っていきます。

2本共に出演しているキャストを除いて、
Mチームは8名。
それでも何度か階段を往復しての作業です。


本番を終えて、衣装とメイクもそのままに 
華やかにお客様と談笑する、紅チームのキャストたち。

その裏では、こうやってMチームのキャストが、
ジャージ姿で、わっさわっさと働いているんですね。


なぜこんな突入をするのか?

それは、1日3本上演ならではの理由でして 


    (つづく)

素舞台。
ブルーの矢印のドアが舞台裏側の出入り口。
ここから、ジャージの一団がなだれ込みます。


  *   *   *

注:文章の中では、名前を略しています
紅チーム=「紅い華のデジャヴュー」
Mチーム=「MUKAIYAMA ザ・トラブルマスターズ」
この2演目を交互上演していました(私は紅チームでした)





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