さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

秩父札所巡拝・1番~10番

2023年04月27日 | 巡拝日記

          

秩父札所とは今から約800年ほど昔の西暦1234年の

3月18日に開創された秩父三十四観音霊場のことで秩父

方の静寂な山村を巡り美しい自然の風光を背景に一番寺

三十四番寺までの霊場を一巡すると約100㎞ほどの

道のりの巡礼道です  西国三十三観音霊場、板東三十三

観音霊場とともに「日本百観音」に数えられる霊場です

         

今回巡礼の旅は諸々の事情で六年振りとなりました

後期高齢者の仲間入りをした今般、体力面で不安を

抱えながらも日本百観音「結願」の想いを強く胸に

秘めて各札所ごと懸命に読経を繰り返してきました

無事に巡拝を終えた今、安堵感や充足感に浸れる事

に大きな喜びと感謝の想いでいっぱいの日々です

 

              

秩父三十四観音霊場めぐり 1番~10番

第一番  誦経山 四萬部寺 〔ずきょうさん しまぶじ〕

 

久し振りの巡拝で一番札所の山門を潜る際は緊張しました

巡拝の所作やその手順などを思い出しながらの参拝でした

 

第二番  大棚山 真福寺 〔おおたなさん しんぷくじ〕

   

真福寺は山頂近くにあって無住職のお寺でした

納経所は山の麓の「光明寺」でした

 

第三番 岩本山 常泉寺 〔いわもとさん じょうせんじ〕

         

巡礼道は所々に案内板が出ており車のナビとの併用で

迷うことなく進めました

 

第四番 高谷山 金昌寺 〔こうこうさん きんしょうじ〕

 

堂々たる山門や観音堂への通路脇に立ち並ぶ羅漢像の

表情を観ていると札所巡りの実感が湧いてきます

 

第五番 小川山 語歌堂 〔おがわさん ごかのどう〕

 

 密教の女性尊と云われる准胝(じゅんてい)観音を祀る

語歌堂は無住職で近くの「長興寺」が納経所でした

 

第六番 向陽山 卜雲寺 〔こうようざん ぼくうんじ〕

 

武甲山を背後にした境内は緑が豊かでご住職は山仕事中で

納経帳を書いて頂くのに一苦労しました

 

第七番 青苔山 法長寺 〔せいたいざん ほうちょうじ〕

 

どの札所も境内の掃除が行き届いて清々しかったです

何よりもトイレが完備されていて有り難く思いました

 

第八番 清泰山 西善寺 〔せいたいざん さいぜんじ〕

 

 

急坂を登り切り重厚な感じの山門を潜り境内に入ると樹齢約600年

のコミネモミジに驚かされました  高さ9m、枝ぶり東西20m、

南北18mにも広がる巨大モミジは県の天然記念物に指定されていて

こんな大きなモミジは一見の価値があるように思いました

 

第九番 明星山 明智寺 〔みょうじょうざん あけちでら〕

  

鐘をつき、納札を入れ、賽銭、蝋燭、線香をあげ、読経の後

御朱印を頂く際にご住職より遠方からの巡拝に温かな労いを

かけていただき元気を貰えました

 

第十番 萬松山 大慈寺 〔ばんしょうざん だいじじ〕

 

 

各お寺の納経所は朝八時から夕方五時までとなっています

その納経所が閉まる夕方五時前後は参拝者たちが必然的に集まり

談笑の場になります  お互いを励まし合って情報交換する場に

なっているようでこの日もいろんな人と出会えました

                      

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秩父霊場発祥の地・今宮神社 | トップ | 秩父札所巡拝・11番~20番 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

巡拝日記」カテゴリの最新記事