2021年の紅葉 湖南 常楽寺

    

湖南三山の三山目は長寿寺から車で2～3分のすぐ

近くに在って見応え充分の迫力ある古刹です

　　　　　　　　　

 

湖南三山　「阿星山　常楽寺」

（あせいざん じょうらくじ）

常楽寺の開創は西暦708年頃、良弁僧正によって開基

されたと伝わる阿星寺五千坊の一つと伝わっています

長寿寺を開基した良弁僧正が同じ湖南の地のしかも

すぐ近くに鎮護国家の道場を開いた事に驚きました！

国宝　「本堂」

本堂は内陣、外陣からなる桁行七間、梁間六間の

入母屋造り桧皮葺きの遺構です　しかしその現状

の姿は痛みが酷く早い修復が必要と感じました

国宝　「三重塔」

西暦1400年頃に建立された高さ22.８mの

四方三間和様の塔です

紅葉シーズンにこの光景には心魅かれました！

国宝の本堂、三重塔の他に重要文化財として本尊の

千手観音に風神、雷神、二十八部衆といった仏像が

間近に拝観が出来て記憶に残る巡拝になりました

　　　　　　　　　

 琵琶湖の南に位置する湖南三山と称する古刹巡りの

「善水寺」「長寿寺」「常楽寺」詣では私にとって

深秋の紅葉を満喫することの出来る貴重な場所となり

来年以降、度々、出掛けてみたくなる場所になりました

 

　　　　

 

2021年の紅葉 湖南 長寿寺

   

湖南三山詣での二山目は一山目の善水寺から

車で10分ほど離れた同じ湖南市の山里に在ります

湖南三山　「阿星山 長寿寺」

（あぼしさん ちょうじゅじ）

天平時代の西暦729年頃、良弁僧正によって

開かれた勅願寺と伝わっています

茅葺屋根の山門が風情を醸し出していて前回参拝時と

変わらぬ雰囲気に懐かしさが沸いてきました

参道は落ち葉モミジが絨毯の如く敷き詰められていて

紅葉を思い感じる絶好の場所です

国宝　「本堂」

本堂の内陣と外陣がそれぞれ切妻型・寄棟型の船底天井に

なっている構造は大変珍しく貴重な建造物と云われている

紅葉時期の特別公開期間であったので本堂では安置する

仏像の説明や人を思いやる心の説法が行われていました

晩秋の折、長寿寺のモミジ参道は

" 名残りのモミジ " と呼ばれているそうで

良いタイミングでの再訪参拝になりました！

　　　　

2021年の紅葉 湖南 善水寺

   

琵琶湖の北東に位置する三つの国宝寺院を「湖東三山」と

云って古くから多くの人々に知られていますが・・・

１０年ほど前、琵琶湖の南に位置して「湖南三山」と呼ぶ

国宝寺院の参拝コースが新たに出来た事を知りました！

「善水寺」「常楽寺」「長寿寺」の三山はそれぞれに国宝

を有して紅葉シーズンはその彩りが素晴らしい処です

その「湖南三山」を久し振りに再訪、参拝してきました

 

　　　　　　　　　　　　　　

「湖南三山」の一山目　　　　　　　　　　　　　

山を切り開き広い駐車場が完備されて観光バスも

入れるように観光化が進んでいるのに驚きました！

湖南三山　　「岩根山 善水寺」

（いわねさん ぜんすいじ）

善水寺は滋賀県湖南市に在り名神高速道の

竜王ICから１５分ほどの処です

国宝　「本堂」

南北朝時代の西暦１３６６年に再建された本堂は

木造平屋の入母屋造り桧皮葺きの建物で荘厳な

趣を漂わせています

ご本尊、薬師如来像をはじめ３０余躯の仏像が

安置されていて仏像好きには格好のお寺です

「百伝池」と「観音堂」

鮮やかなモミジの紅葉が境内に広がり

今、深秋最後の紅葉狩りを兼ねた参拝となりました！

　　

 

2021年の紅葉 三田洞弘法

   

岐阜だるま観音を詣でた折にもう一寺

岐阜の古寺に立ち寄って来ました！

通称　三田洞弘法

「霊鷲山 法華寺」（れいしゅうざん ほっけじ）

弘法大師の空海上人が嵯峨天皇の勅命により

平安時代の西暦816年に開創された古刹です

ここ三田洞弘法は池泉回遊式庭園が見事で四季折々に

楽しめて年に数回は訪ねている大好きな処です

紅葉は盛りを過ぎて一気に落葉の様子です

次の参拝は冬の寒い日、庭園に雪が残る姿を

観に来れたらと思っています