さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

四国遍路旅・七十一番札所

2015年06月20日 | 巡拝日記

          

二年前の初巡と今回の二巡目も含めて雨降りの巡拝は

初めての体験となりました!  

雨の国道11号線を走り、71番札所に向かいます!

目指す札所近くは "ドシャブリ" 状態で前がよく見えませんでした!

急勾配でスレ違いに苦労する山道を進むのは

嫌だなぁ~ と思っていたら・・・・・・

何と、なんと・・・・二年前とは状況が変わっていました!

専用のシャトルバスが運行し、そのバスの待合所も出来ていました!

マイカーは山道のずっ~と下の方に停めて山道走行とその先の

徒歩による石段登りの負担を軽くしてくれていました    

 バスを待っている間、奇妙な事を係の方が云っていました

「片道はバスで登り、帰りは歩きなさい!」

この雨の中、歩いて下山とは酷な事を云うと思いつつ

云われたまま片道だけのキップを買いバスに乗り込みました

 送迎バスの説明 

 難なく楽々と山門前に到着です!  

            

七十一番札所 「剣五山 弥谷寺」 (けんござん いやだにじ)

 聖武天皇の勅願により、行基菩薩が皇后の光明子書写の

大方広仏華厳教を奉納して開創されたと伝わっています

 袴腰の鐘楼で "鐘を一突き" して更に本堂へと進みます

ここから長い長~い石段を上って行きます  

 やっと本堂が見えてきました!

 本堂

西暦807年、弘法大師が修行中に空から五本の剣が降ってきて

蔵王権現が示現したことから山号を「剣五山」と替え、一帯には

谷が多い事で「弥谷寺」と改めたと伝わっています 

 大師堂に続く石段

 大師堂は岩屋の中にあり、靴を脱ぎ座して参拝です

岩屋には阿弥陀像、弥勒像、大師像が安置され、

祖霊が集まる所として霊性の最も強いお寺とされています

 参拝を終え、540段もの石段を下ります!

 仁王門

剣五山の山号扁額と弘法大師修行道場と掲げてある故に

ここがお寺への本当の入口と帰り際に解かりました

 下って降りてきた石段の道が本来の参道であり、

シャトルパスの係員が " 帰りは歩いて!" 

と云っていた意味がはっきりと分かった瞬間でもありました!

     

 

コメント
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