二年前の初巡と今回の二巡目も含めて雨降りの巡拝は
初めての体験となりました!
雨の国道11号線を走り、71番札所に向かいます!
目指す札所近くは "ドシャブリ" 状態で前がよく見えませんでした!
急勾配でスレ違いに苦労する山道を進むのは
嫌だなぁ~ と思っていたら・・・・・・
何と、なんと・・・・二年前とは状況が変わっていました!
専用のシャトルバスが運行し、そのバスの待合所も出来ていました!
マイカーは山道のずっ~と下の方に停めて山道走行とその先の
徒歩による石段登りの負担を軽くしてくれていました
バスを待っている間、奇妙な事を係の方が云っていました
「片道はバスで登り、帰りは歩きなさい!」
この雨の中、歩いて下山とは酷な事を云うと思いつつ
云われたまま片道だけのキップを買いバスに乗り込みました
難なく楽々と山門前に到着です!
七十一番札所 「剣五山 弥谷寺」 (けんござん いやだにじ)
聖武天皇の勅願により、行基菩薩が皇后の光明子書写の
大方広仏華厳教を奉納して開創されたと伝わっています
袴腰の鐘楼で "鐘を一突き" して更に本堂へと進みます
ここから長い長~い石段を上って行きます
やっと本堂が見えてきました!
本堂
西暦807年、弘法大師が修行中に空から五本の剣が降ってきて
蔵王権現が示現したことから山号を「剣五山」と替え、一帯には
谷が多い事で「弥谷寺」と改めたと伝わっています
大師堂に続く石段
大師堂は岩屋の中にあり、靴を脱ぎ座して参拝です
岩屋には阿弥陀像、弥勒像、大師像が安置され、
祖霊が集まる所として霊性の最も強いお寺とされています
参拝を終え、540段もの石段を下ります!
仁王門
剣五山の山号扁額と弘法大師修行道場と掲げてある故に
ここがお寺への本当の入口と帰り際に解かりました
下って降りてきた石段の道が本来の参道であり、
シャトルパスの係員が " 帰りは歩いて!"
と云っていた意味がはっきりと分かった瞬間でもありました!