さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

法然上人が入寂の「知恩院」

2015年08月28日 | 巡拝日記

 八坂神社の境内から円山公園を通って 

 浄土宗の総本山である「知恩院」に参拝して来ました‼

 「華頂山 知恩教院 大谷寺」

(かちょうざん ちおんきょういん おおたにでら)

知恩院は浄土宗の開祖、法然上人が念仏のみを教え広めた後、

入寂されたという遺跡のある由緒ある寺院と云われています

国宝の「三門」

寺院の門としては日本最大級で一階、二階の両方に屋根がある

二重門は格式の高い禅宗様式で建てられています 

 正面50m、高さ24mの壮大な木造二重門は江戸幕府、二代将軍の

徳川秀忠によって1621年に建立されたと伝わっています

 三門とは「三解脱門」の略で、悟りに至るための三つの瞑想

(空門・無相門・無願門)のことを云うそうです

 山号の「華頂山」と書かれた

扁額は霊元天皇の宸筆と伝わっています

 

三門を潜り、御影堂へと続く参道は勾配の急な石段の男坂と

緩やかな勾配の女人坂があります 

「男坂」 

 「女人坂」

 石段が高くてキツイ男坂を登り切ると左手に

「多宝塔」が見えてきます

 その先には知恩院の中心堂宇である御影堂がありますが・・・・

国宝の御影堂は平成31年まで八年間の月日を要して

解体大修理の工事中でした・・・(残念!)

 

「阿弥陀堂」 

御影堂の西側にあってご本尊の阿弥陀如来像を安置する堂は

正面約9m、奥行き約7.2mの入母屋造り、本瓦葺きで西方極楽浄土を

願って西に向かって参拝するようになっています

 堂内の中央には増高2.8mの阿弥陀如来像が安置されています

 

「法然上人御堂」 

国宝・御影堂が修理中なのでその期間、仮本堂になっていました 

御堂の玄関先に白い蓮の花が出迎えてくれました‼ 

 知恩院は徳川家と深い関わりを持つ寺院です

知恩院第25世の超誉存牛上人は家康と血縁があったことや徳川家は

先祖代々、浄土宗徒であったことから庇護されて大伽藍の造営が

家康、秀忠、家光の三代に亘って行われて京都を代表する大寺院に

発展していったそうです。また政治的な意味合いからは京都という

地に立派な伽藍を造営することで徳川家の威信を誇示し、朝廷を

牽制する目的があったという家康の思惑を参拝を機に知り得ました

      

 

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