春三月、奈良の東大寺二月堂で執り行われる
「お水取り」神事の起こりとされる「お水送り」
のお寺になる若狭神宮寺を再訪して来ました!
「若狭 神宮寺」
1200年以上もの歴史を持ち一度も途絶えずに今も毎年
決まった日時に神事が続く「お水送りとお水取り」に
強く惹かれ若狭小浜と奈良に幾度か出向いていました
その懐かしさから無性に若狭小浜に行きたくなり神事
の時季外れながらも訪ねてみました
「参道」
「参拝口」
「神宮寺の本堂・お水送りのお堂」
昼過ぎから深夜まで続くお水送りの神事は音と炎で
執り行われその光景をお堂に上がる階段横で身震い
しつつ観ていたのを昨日のように思い出しました
「本堂外陣と内陣」
この中で祝詞やお経が唱えられお寺なのか神社なのか
が分からなくなった記憶も思い出されました
本堂前の境内はそんなには広くは無いのにこの敷地に
2000人以上もの人たちが全国各地から集まり神事を見
守る姿には大変驚きました
神事が進み辺りが暗くなった頃突然、白装束の僧侶らが
燃え盛る炎の大きな松明を掲げて本堂の廊下を走り回り
ます その後、松明行列に加わる一般参加者の松明にも火
を分け点けて2㎞程離れた鵜之瀬と云う水源までの松明
行列が始まります
私が参加した「お水送り」神事の年はみぞれ混じりの雨
と若狭湾からの強風が吹き荒れた寒い日でした
初めて見る神事の異様さと一般参加者の数の多さに大変
驚き、大きな感動と共に強烈なインパクトになって今も
心に深く深く残っている体験になりました