濃尾平野を眼下に雄大な眺望が広がって見事な庭園と
「月見の寺」としても有名な古刹に再訪して来ました!
1820年に建てられた二層式の「三門」
長~くもの凄い急坂の山道を必死の思いで駆け上ると
山頂には城郭に匹敵する高石垣が築かれていてその先に
風格のある三門が威風堂々とそびえ立っています
「臥龍山 行基寺」
(がりゅうざん ぎょうきじ)
行基寺の創建は奈良時代の西暦744年、東大寺の大仏造営の勧進を
任用した行基菩薩が大河の氾濫で惨禍にあったこの地に守護霊場と
して伽藍建立したのが始まりとされています
後の江戸元禄時代の1702年、尾張藩二代藩主・徳川光友公の
次男にあたる松平義行公(家康の曽孫)が美濃高須藩に封ぜられ
松平家の菩提寺として境内、伽藍を城郭に見立てて改築。
近年、本堂などの修復が進んで以前とは見違えるほど綺麗に
様変わりしていたのには驚きました!
「書院」と回廊式の「書院庭園」
苔が覆う庭園には雪が残っていました!
書院庭園の西側「枯山水庭園」
自然の岩肌を活かして流れ落ちる滝の水の音が
心を鎮めてくれます
書院の中の「藩主の間」
高須藩の松平家は尾張徳川家に後継者が絶えた場合、相続人を
出す役割を持っており尾張17代の内、高須藩から4代の相続を
した名門で将軍家筆頭家門という格式ある家柄です
書院から望む濃尾平野の眺望
庭園と眺望を眺めながらの一服は至福のひと時でした!
揖斐川、長良川、木曽川の流れを借景にした書院庭園
久し振りに再訪して改めてその素晴らしさに感嘆しました!
静かで心落ち着き癒される行基寺は
時々に訪れる私の大切な寺院の一つです!