上海阿姐のgooブログ

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新春・日本のエンターテイメント~宝塚星組公演とSexy Zoneコンサート

2013年01月12日 | エンタメの日記
明けましておめでとうございます!2013年は久しぶりに元旦を日本で過ごしました。
ハードスケジュールだったのですが、正月といえば恒例のジャニーズコンサートと宝塚を観にいってきました。(新日東京ドームには行ってません・・・。)

正月明けの横浜アリーナでは毎年ジャニーズグループの「新春アリーナコンサート」が行われており、事務所の中の若手グループがこれを担うのが恒例になっています。誘ってくれる人が身近にいたので、よくこのジャニーズ正月コンサートに連れていってもらっていました。

2013年新春、実に10年ぶりにジャニーズ「新春アリーナコンサート」、に行きました・・・。。今年の「新春アリーナコンサート」を勤めるのは2011年にデビューしたばかりの「Sexy Zone」というグループです。





「Sexy Zone」は5人グループで、上から18歳、17歳、16歳、15歳、12歳という年齢構成でして・・・12歳の子どもがいるグループに「Sexy Zone」というネーミングはいかがなものかと思いますが、不思議な名前のグループは他にもたくさんあるので、気にするほどではないかもしれません。Sexy Zoneはほとんどの曲の中に「Sexy~♪」というコーラスが入っているのも特徴です。なんともいえない気分になります。

久しぶりの横アリジャニーズコンサートは新鮮な驚きでいっぱいでした。

上海のコンサート会場と比べると「Sexy Zone」横浜アリーナの音響は素晴らしい!!
上海には「メルセデスベンツアリーナ」という2008年の上海万博に合わせて作られた最新設備と大量の企業VIPブース備えた巨大なUFOのような外観のコンサート会場があるのですが、この会場の音響がいいと思ったことはありません。(なお「メルセデスベンツアリーナ」はメルセデスが作ったホールではありません。上海万博用のホールとして建設され、万博終了後、会場が商用化される際に、メルセデスが名称権を買い取ったとされています)

ジャニーズコンサート特有の360°円形花道やトロッコ、ディレクターデッキ(伸張台)などを存分に利用し、スタンド席の後方からでも見やすい、素晴らしい舞台設計になっています。

「Sexy Zone」というグループは、現在16歳の佐藤勝利くんという子がセンターど真ん中のポジションです。派手な顔立ちではないのですが、ステージで見ると写真よりもずっと美少年でした。年齢が1番上の中島健人くんと、その下の菊池風磨くんという2人がグループ内の年長者ポジションですが、この2人がトークも歌もしっかりできて、若いのに立派だと思いました。特に中島くんのファンサービストークはすさまじいです。アイドルは彼の天職です。台湾ドラマ俳優のようにフレンドリーかつストレートにファンへの「愛」を表現し、羅志祥(ショウ・ルオ)とか、飛輪海(フェイルンハイ)のジローくん(汪東城)などを彷彿させます。

菊池風磨くんもファンサービスが良く、なんとアンコールでは客席降りをしました。
ジャニーズコンサートで「客席降り」なんて、初めて見ました。
アンコールではメンバーがステージの四方に散って、花道のギリギリのところから手を振ったり、ボールを投げたりするのはよくあることですが、菊池くんはアリーナ席に降りて、主に自分のウチワを持っているファンに向って通路をかきわけ、皆と握手してました。
香港スターのコンサートでは、スターが客席のすぐ脇の花道を握手しまくりながら歩くという「握手タイム」の伝統がありますが、ジャニーズコンサートで握手シーンを見ることになるとは思いませんでした・・・。

年少の3人も、MCが異様に礼儀正しいです。あまりにも若いので、大人の私からみて話の内容が面白いということはないのですが、とにかく礼儀正しくきちんとしゃべっていて、好印象でした。僕は反抗期中みたいな態度のメンバーもいないし、中二病みたいな子もいませんでした。「Sexy Zone」というグループ名に似合わずとてもお行儀が良くて、今後どういうグループになっていくのかイマイチ読めません。

デビューしたばかりでアルバムが1枚しかリリースされてないのに、コンサートを2時間半もやりました。

客層は10代の中高生・学生が大半ですが、社会人になっていると思われる20代の子も多いです。横浜アリーナは満席でしたが、ジャニーズJr.目当てで観に来ているお客さんも多いです。女の子たちが手に持っているウチワから判断すると、半数近くがジュニア目当てかもしれないと思いました。これはSexy Zoneに限ったことではなく、デビュー間もないグループのコンサートでは、ジュニアファンのお客さんが相当数を占めます。

ダンスは、ソロで見ると悪くないと思うのですが、振り付けが見栄えがしないこともあって、全体で踊っている姿は「上手いな~」という印象はないです。

10年前の正月に横浜アリーナで見たコンサートは「嵐」です。遡って、2003年と2002年に「嵐」、2001年以前はよく「V6」のコンサートに連れていってもらっていました。

嵐の思い出話になりますが・・・嵐はダンスが上手かったです。
嵐のメンバーはデビューする前、ジャニーズJr.としてよくV6のバックで踊っていて、V6の曲の振り付けが難しかったせいか、当時のジュニアは全体的に鍛えられていたのだと思います。
嵐はいつの間にかとんでもない人気のグループになり、コンサートチケットの倍率は宝くじかと思うような数字ですが、デビュー後数年間は、ファンクラブ(当初は「情報局」)に入ってさえいれば、それほど苦労することなくチケットが取れたはずです。
「感謝カンゲキ雨嵐」がリリースされたあたりは、このグループは一体どういう路線でいくつもりなんだろうかと思ったものでしたが、メンバーは自然体で、明るさとまとまりがありました。嵐が人気グループになっていった過程すべてを見ることはできなかったのですが、10年前に嵐のコンサートに行ったときは、いつもハッピーな気分になりました。嵐のコンサートはプラスパワー・ハッピー感を自然にふりまく力があって、そういうところが人気の理由なのかな・・・と思います。

また日本で嵐のコンサートが観てみたいです。無理だけど・・・。
もしくは嵐にまた上海コンサートをやってほしいですが・・・・尖閣諸島問題が収束しない限り、まず可能性はないかと思います。

お正月休みには更に!東京宝塚劇場で宝塚星組公演を観てきました!!

~新春特別三本立~

舞踊ファンタジー『宝塚ジャポニズム~序破急~』
ロマンティック・ミュージカル『めぐり会いは再び 2nd ~Star Bride~』
グランド・レビュー『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』




宝塚の舞台は本当にきれいです。
舞台道具、衣装、ライティングなどは他のどの舞台よりも美しいと思います。宝塚の舞台は、突出して色使いがきれいなのです。宝塚は演じるのも女性で、観客もほぼすべて女性なので、舞台背景やライトの配色は、女性の審美観、好みに合わせて作られているのではと思います。宝塚ファンという女性観客の感性に合わせて美の追求を重ねたことにより、他では決して真似のできない独特の世界を作り出してます。
宝塚のお芝居は面白いときもありますが、なんじゃこりゃという作品も一定の割合で現れます。ダンスや歌のレベルは、正直言って、演劇強豪女子高のミュージカル部の方が上なのではと思うときもあります。また、跳躍力など身体能力では、男性役を演じる上では本物の男性に敵うはずはないのです。
しかし宝塚歌劇団は、女性観客の視点に合わせて「夢」や「美」や「愛」を商業芸術として長年研究し、それを3時間のステージの中で表現し尽くそうとしています。現実世界では触れることのできない「美」や「愛」を潜在的に求める心が、宝塚劇場に足を向わせてしまうのです。

世界に誇る日本独特のエンターテイメント・宝塚とジャニーズ。正月からこの2つを堪能できた2013年は上海阿姐にとって良い年になるに違いありません!今年もよろしくお願いします!
コメント (8)
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