昨日は、2月のダンスセッションの日です。
羊飼い、毎度のボランティアに行ってきました。
毎回学ぶことの多い、T先生のセッションですが、今回は、
H君がひとりで動きだしたこと。
その時、急に音楽に合わせて体を動かし始めました。
これは初めてだと、羊飼いもびっくりでした。
さて、セッションが進むうち、
お互いに呼応をはじめました。
H君は、このダンスの時以外で、こんな顔を見せたことがないということ。
確かにいろんな場所でみかけても、いつもだまっておとなしいH君なんです。
それが、このセッションの時だけは別です。
まるで水を得た魚のよう。初めて自分を表現できる場ができたのですね。
カンモクとは、障害の場でよく言われますが、場面場面で、対応する人ごとに表現方法が違うともいわれています。
H君も、ここだけで見たら、いつもはあまり笑わないですわっているただけなんて、誰も思えませんが、他ではそうなんですね。
ひとつの場、同じ人の前では、同じ態度をくずせない、感情をその場で固定してしまうようなところがあります。
H君も、またこの場で新しい自分を発見しているのではないかと思います。
やわらかい感情が、このままどんどん膨らんでいくと、また違うH君を見られるかもしれません。
今年はそんな予感がしました。
きっと何か感じるものがあるんでしょうね。
感情を見極めるT先生もすごいなと感じました。
こちらのT君、今日は信州から仕入れたりんごが完売したので、表に「りんご
完売しました」という貼紙を書いて貼っておいてと頼んだのですが、なんと
かわいらしいりんごの絵をかいて、大きな字で「りんご完売」と書いてありました。
りんごの絵ってけっこう難しいんですがとてもよくできていて、「絵、うまいね」と
褒めてあげると喜んでいました。
ふとしたことで、ちょっとした才能を発見できて今日はにこやかに帰りました。
そのT君の絵、ぜひ見たいですね^^
障害の子は、邪心がないから、芸術面では特に素直に表現するんですよね。
それを認めてあげる環境があれば、どんどん伸びますね。
気持ちがあたたかくなりました。^^
セッションのT先生ですが、精神性の高さがH君と呼応するようなんです。真剣さが伝わってきます。
来月も楽しみです。
T君は緘黙でも感受性は深いところで働いているのですね。
表現という出口を見つけたら
キット流れ始めるものがあるでしょうね。
緘黙について知識がありませんけれど。
場面緘黙の女の子を一人知っていました。
その子は本当に話しませんでしたが
確かに一緒にいる感じをかもす子でした
その子が話す相手というのが居るのだけれど
人前では話さないのです表情は確かにあるのでした
場面カンモクの子、多いですよね。H君も絶対に人前では話しません。
自閉とは違いますよね。
家では親と普通に(それどころかそれ以上に・・)コミュニケーションとれるので、親御さんはあまり問題にしてないことも多いですね。
何がどういう反応を示すのか、まったく予想がつかない、やってみなければわからないという難しさも。
まさにH君がそうでした。まさかダンスでこんな反応があるなんて。
感情のふくらみが、どんどん大きくなってくれること、願ってます。