グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

カッパに取られるものといえば。 

2016-08-15 01:30:11 | Weblog
カッパに取られるものといえば。 

以前のブログ[リンク先変更してます]ですが、
暑気払いに よろしかったら。

 ↓

カッパに取られるものといえば、ヒトの肛門にあるとされた想像上の玉
である「尻子玉」であるのが普通なのです。しかし、前回 ご紹介した
島津伝承館で公開されたカッパの手足の入った箱」の 説明書きには
尻子玉とは別の、ある意味意外ともいえるものがとられると書いてあり
ました。 

それは・・・シタ。 
なんと、ヒトの舌だったのです。

その説明書きの解説を見た瞬間に、“閻魔さまでもなかろうに”って、
ついついつツッコミいれてしまいました/笑。

それにしても今も昔も猛暑の夏。

たまらない暑さに耐えかね、カワネズミがいるほどの清流の流れに涼を
求めたくなるのは、誰しも同じ。そんな川遊びにでかけたヒトを見ては
舌を抜く河童/カッパが沖水川の水系にいたとしたら、
そして そのようなたちのわるい悪さを繰り返していたしていたととす
れば、
それは上村休助さんならずとも〔祟られるかもとは思いつつも〕ズドン
と鉄砲で撃ちたくもなりますわな。と、箱の説明文を見てわたしは思っ
てしまいましたよ。


◎  失神したときに舌が丸まってしまうという話は、格闘技の世界では
  よく耳にする話です。昔の方は、水でおぼれて失神したヒトの、そ
  んな舌の状態を見て、「河童に舌を抜かれた」なんてことを想像し
  たものなのでしょうか、ね。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」 






鉄砲で撃たれたカッパのはなし。

2016-08-15 01:26:39 | Weblog
鉄砲で撃たれたカッパのはなし。

以前のブログ[リンク先変更してます]ですが、
暑気払いに よろしかったら。

 ↓

前回は、長い年月をかけて沖水川がつくり出した長田峡をご紹介しました。そし
て、この長田峡の周辺では、

 ● 沖水川周辺では、河童は “がぐれ” と よばれていること
 ● その がぐれ に関するはなしが 伝承されている

というお話を、すこしばかりさせていただいたのです。そんなことを考えながら
毎年夏が近づくたびに涼を求めて長田峡の周辺に通っていたのですが・・・本年
の4月末に 寝耳に水のビッグニュースがとびこんできました。

なんとそれは、「都城市にある都城島津伝承館にて4月19日から6月22日ま
での間、江戸時代に三股町の川岸で銃殺されたカッパの手足が初公開される」と
いうもの。

その都城島津伝承館によるカッパの手足の写真が こちら 。
そしてこの展示に関する新聞記事が こちら となります。

この新聞記事にはありませんが、じっさいにはもっと詳しい謂われが、この手足
とともに伝わっており、その添付文書によると

 文政年間、侍の上村休助が現在の三股町梶山でカッパを銃で射止めた後、急病
 になったが、 友人の大川原世則が修験者にまじないを頼み回復。世則は休助か
 らお礼にカッパの両手足をもらい、 一対を同家に献上した


と記されているのだそうです。

カッパの手足が本物か否かももちろん気になりますが、それよりも事件に関する
詳細と関係する人物のはなしが、このような文章という形としてはっきりと残って
いるのがすごい
なと、
でかけていった都城島津伝承館でカッパの手足を眺めながら、わたしは思いました。

ちなみに 添付文書にある三股町梶山。この場所は 長田峡よりも 下流にあり
ます。・・・ということはですよ、 梶山よりも沖水川の上流にあたる長田峡や、
もっと上流には いまでも カッパ/がぐれ が いてくれないかなぁって ねが
わずにはおられませんでした。

つづく。


◎ それにしても上村休助さん。見かけたカッパをいきなり[だと思う]撃つって
  いうのも、すごく豪胆ですねっ。よっぽどカッパが悪さしてたのかしらん。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」