グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

理不尽な場所にいる毛虫の、その理不尽すぎる刺し方。

2014-09-12 11:17:02 | Weblog
理不尽な場所にいる毛虫の、その理不尽すぎる刺し方。Hすみ

昼間は、太陽光を避けて日陰や、スレートの裏や取っ手などの裏側に潜んで
いる ヤネホソバ

彼らは 基本じっとしている。

ただ 明るすぎると判断した場合は、暗いほうに、内側にと移動します。
それが あぶない。 で、こんな具合に刺されます。

   


■ 屋根付きの物干し場に干してある洗濯物に紛れ込む

明るい透明なポリ板つきの物干しの柱を、夜間にヤネホソバが上部へ
移動。朝になり、ポリ板から光が射して来ると、やつらは糸をたらし
つつ地上方向へ戻ります。そこに洗濯ものが干してあれば、これ幸いと
洗濯ものの中へと侵入。
彼らの存在知らずに、洗いたてのシャツを着たとたんにやられる〔多く
の毛虫の針がそうであるように、基本、針の持ち主が亡くなっていた
としても針は健在です
〕。


■ 車庫や倉庫のシャッター開閉するとき

締めているシャッターの端に ヤネホソバがいた場合。
シャッターをあけて、巻上げが終わった瞬間にやつらが反動で落下。
髪の毛やシャツなどに とりつきます。
明かりのきらいなかれらは、その後 袖口や襟元よりシャツの内側に
侵入。そして、かれらに刺されます。


■ 軒下においた道具類を使用するとき

太陽光を避けて意外な場所にいます。たとえば道具類の取っ手の溝
中などは、もっとも彼らが好むところ。
この溝の中にいる場合は、ヒトが道具を持ったときすぐには、刺され
ません。その後 ゆっくりと、取っ手から出て、ヒトの手のひらから
手首へと移動する彼らに刺されるといういうケースが多い。
シャベルやホウキの柄、チリトリの取っ手の裏側など、軒下に置いて
あるものすべてにわたって、注意が必要
となります。


■ 具体的に・・・洗車するとき〔実話〕

コンクリートにおいていた裏返しになっていたポリバケツを手にする。
バケツに水を満たして洗剤を溶かし、洗車用のブラシを右手に
作業にとりかかる。
しかし、取っ手のすき間に入り込んでいた複数のホソホソバがいた。
そこで、バケツをもった方の手首内側を まずやられる。その後、ブラシ
をもったもう一方の手の手首内側を やられる。


■ 特別な例では・・

コンクリートの上に ホソバの群れの上をスケートボードで疾走。
そしてボーダーが、彼らの群れの上で ころがってしまった・・・
というのがありましたね。


 ↑ 以上、被害に遭うケースでした。

そして対策・・・です。

発生に心当りがあられる方。そして梅雨がはじまるころから10月くらい
にかけて 身の回りに樹木などないはずなのに 
なぜだか毛虫被害に遭うという方


壁やコンクリートに苔の生える梅雨時からが、彼らが大発生する可
能性のある時期です。まずは身の回りのコンクリートの地面や壁な
どをよくよく観察。

とにもかくにも目を凝らして、先手必勝で発見すること。。

それが最良のヤネホソバ対策かと〔その後は毒針に気をつけて駆除
されてください。幸運を祈る
〕。


◎ 夜間。ものすごく動きまわっている個体もいます。
  これって 充分にホラー~。。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染