グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

5月末のラベンダー鉢の管理[再]。

2014-09-14 18:19:35 | Weblog
5月末のラベンダー鉢の管理[再]。


5月末に掲載した 「鉢に空気をいれてみます。」の回ですが、次回分
関連で再掲載です。よろしかったら。

 ↓

管理するにあたって使用しているものは、つぎの3品。


ののののののののののののの栽培用具.jpg


左から 剪定バサミ。 中央が 鉄線。そして右が 太目のドライ
バーとなります。

使用方法ですが、ハサミで 伸びた枝をカットして形を整え

のののののののののののののの切る ハサミ.jpg

鉄線で、鉢の底まで届くくらいの通気孔を10箇所ほど開け

のののののののののののののの通気穴.jpg

そのうえでドライバーで開けた鉄線より大きな穴に発酵させた有機
を含んだ化成肥料
を入れ

のののののののののののののの施肥.jpg

これで、夏に向けてのお手入れは完了 です。

のののののののののののののの お手入れ完成.jpg

手前にあるのが、6鉢分の剪定した枝になります。

のののののののの 完成全体像.jpg

ならべるとこんなかんじに。

のののののののの こんな感じで。.jpg

ピナータ・ラベンダーとあわせて、デンタータ・ラベンダーも

のののののののの デンタータ剪定前.jpg

3つの道具を使った・同じやり方で、

のののののののの デンタータ剪定後.jpg

本格的な暑さと湿気がくる前に、こんなぐあいにお手入れしています。


◎ さらに 鉢カバーを白色にして、鉢の温度があがるのを
  予防
しています。
   → お花が満開時の2月分は こちら

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染





土がメタボになる理由。

2014-09-14 10:34:50 | Weblog
土がメタボになる理由。K


野菜の場合・・・

有機物は分解・発酵過程を経て、「硝酸」となった時点ではじめて
植物に吸収・利用されるとされています。

 タンパク質 →アミノ酸 →アンモニア →亜硝酸 →硝酸

といった順番です。

したがって硝酸に分解するまでは効かない〔未分解の状態ならEC
メーターでも計れませんし
〕。そこでありがちになるのは、

 有機物をやったのに効かないな。足りなかったのかな

と、ヒトにおもわせがちになること。ヒトがそう思って、さらに有
機物を施用してしまいがちになる
ことです。
この行為がさらなる有機物の施用をよび、結果的に土をメタボ化さ
せる
遠因ともなります。

さらに・・・未分解の有機物の大量施用の影響は、土がメタボ化す
るだけではとどまりません。

植物の根に障害をもたらします。その原因はふたつ。

  有機物の分解に伴う硫化水素やメタンなどの有害なガスの発生
  土中の有機物が分解されるときに生じておこる酸素不足

です。

その結果、お花や野菜の地下部が生育不良となり、その後地上部
の生育不良もひきおこしてしまう
のです。 

さらにここからです。

まだ有機物が足りないと思いこんで、さらに有機物を施用したら・・・
いったいどうなってしまうのでしょうね。

こういった有機物の分解の過程がよくわかるのは、水を貯めてみる
ことです。それまで見えなかった分解の過程で発生するガスが、見
えるようになりますよ


 ぶくぶくぶくぶく、ぶくぶくぶくぶく

つっつくたびに、アワ がいっぱい。


◎ たとえば水田。
  水田に未熟有機物をたくさんいれた状態で、田植した場合には
  水が温み始めるころからガスの発生が始まります。
  そんな水田の中をハダシで歩くと、ガスの存在を肌で体感できますよ。
  そんなとき思うんです。生き物たちのためにも、水中や土中に
  酸素をいれてあげたいなって。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 「夢で終らせない農業起業」「 本当は危ない有機野菜