グリーンブレーカーズ by 高木肥料店

農業の現場の おはなしなどなど。

“ルミノール反応”にみるヒトと植物の意外な関係。

2013-08-15 14:26:23 | Weblog
“ルミノール反応”にみるヒトと植物の意外な関係。

2007年当時の記事ですが 冷や汁のキュウリ関連で再掲載してみました。
よろしかったら。



犯罪現場に残された血液(血痕)、体液(唾液、○液等)、毛髪、骨、組織
など犯罪に関連する多くの資料について、警察が鑑定・検査をおこなうこと
を科学捜査といいます。なかでも有名なのは、実際の犯罪現場よくおこなわ
れるルミノール反応を応用したルミノール試験検査でしょうか。これってい
ろいろな犯罪映画や推理小説でもよく登場しますよね。

この血痕の鑑識に用いられるルミノール試験。現場から血痕を探す場合な
どに利用されることで有名です。その鑑識過程ですが・・・なにがしかの犯
罪がおこったであろう現場でルミノールの塩基性溶液と過酸化水素水との混
液を塗布したり、または噴霧して暗くする。すると血痕があった場合ば、そ
の部分が青白い光を発するというもの。

そして、ルミノール試験において血液反応が確認されると、つぎは血液型の
判定です。
現場に残った血痕・体液・爪などからヒトO型赤血球の凝集能力をもつレク
チンというタンバク質を使って血液型を判定します。最近ではごく微量の・
劣化した赤血球からでさえ正確に血液型を判定できる試薬が開発されている
のです。

・・・そこで本題にはいるわけですが、この凝集能力をもつレクチン

この物質は、いったいなにからとりだされるとおもわれます?

これがじつは植物から。従来はハリエニシダというヨーロッパ原産のマメ科
の植物から採取されていたのですが、最近、このハリエニシダよりも、もっ
と高感度に、より強い凝集能力をもつレクチンが日本の野菜の種からみつけ
られたのです。

ということで本題の〔前置き長すぎ・申し訳ないです〕、その種をもつ野菜
のはなし
につづきます。


◎ ちなみに鑑識での“ルミノール反応”は、きわめて鋭敏なのだそうです。
  新鮮な血痕よりもむしろ〔ヘミンを形成しているような〕古い血痕の方が発
  光が強いということなので心あたりのある方は時間が経過したといっても
  安心はできません/笑。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」