脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

4月17日新聞

2013年04月17日 | 情報

毎日新聞

社説:水俣病最高裁判決 国は認定基準を見直せ

 

近事片々:水俣病「公式確認」から半世紀をはるかに超え

 

脳脊髄液減少症:和歌山地裁で労災認定 障害年金の支給命令

 

朝日新聞

4月17日 社説:患者の認定 原点にもどろう

 

読売新聞

4月17日 社説 水俣病認定判決 争いの終結はなお見えない

 

熊本日日新聞

http://kumanichi.com/syasetsu/kiji/20130417001.shtml

 

水俣病については、

書く記者の視点によって、記事はさまざまに感じる。

私は水俣病ではないけれど、

患者の私には朝日新聞の「患者の認定 原点にもどろう」のタイトルと「救済の原点に立ちかえれ。そう叱っているようにも読める。」ではじまる社説の記事内容が、一番グッときたかな。

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今日の朝日新聞

2013年04月17日 | つぶやき

教育面に、

脳脊髄液減少症の性同一性障害の子の記事が載っています。

ただし、記事は、性同一性障害の説明ばかりで、

脳脊髄液減少症についての説明は「目がまぶしくていつもサングラスをかけている。」の一文だけだ。

とても残念。

教育面の記事で医療関係の記事ではないから、しかたないか?

でも、あまりにも脳脊髄液減少症という病名が自然に記事に添えられていたので、

そのことに逆に私は驚いた。

まるで普通の世間や医療界に昔から認められてきた病名みたいに。

ごく自然に。

 

それだけ現実に存在する一般的な病名として、新聞でも安心して、紹介できる時代になったと喜ぶべきか・・・。

2006年ごろの朝日新聞では、脳脊髄液減少症に関しては、見て見ぬふり、おっかなびっくりでほとんど取り上げたくない、という雰囲気を感じたものだが。

脳脊髄液減少症もずいぶん理解が進んできたということか?。

 

いまでこそ、理解も進みつつある「性同一性障害」だけど、

一昔前なら、その苦しみを誰かに訴えたとしても、

「体は女で心は男?体は男で心は女?そんなことあるわけないだろ。」と笑い飛ばされてきたはずだ。

でも、今なら、

「人間の脳のことだ、脳と体が一致しない、そんなこともあるだろう。」と寛大な気持ちで受け止めてくれる人も多いはずだ。

 

そんな目に見えない本人しか知りえないことや、苦しみを訴えて世間に理解を求めてきたのは、

勇気ある先人の「性同一性障害」の当事者たちなんだよね。

 

やはり、当事者が訴え続けないと世の中は変わらない。

きのう出た水俣病判決も、そう。

「症状一つでも水俣病患者と認める。国の対応は間違っていた。」

いまごろ遅すぎるよ。

この判決がでるまでの40年間で、

どれだけ多くの水俣病患者が苦しみ、泣き寝入りさせられ、差別を受け、

水俣病だと認められないことで、さらに苦しめられてきたか?

どれだけ多くの人が、無念のうちに死んでいったか、

それを考えると、自分の体験と重なって

つらくてたまらなくなる。

 

せめて、その水俣病の教訓を

一刻も早く、一日も早く、脳脊髄液減少症患者に生かしてほしいよ。

 

 

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