けさのNHKニュースで、ものすごく気になったこと。
東北大学大学院医学系研究科の大隅典子教授らの研究グループが
音に過敏なマウスを作り出し、
統合失調症の研究をなさっているようですが、
脳脊髄液減少症でも、音に過敏な症状が出ることをご存じなのでしょうか?
音に過敏になるだけじゃない、
脳脊髄液減少症は、精神にもおかしなさまざまな症状を出すこと、
ご存じなのでしょうか?
そのことを知らない精神科医に、統合失調症と診断されかねないってこと、
大隈先生はご存じなのでしょうか?
実際に、髄液漏れ患者さんが、統合失調症と誤診された事実があること、
ご存じなのでしょうか?
脳脊髄液が減って、影響を受けるのは脳だから、
どんな症状が出たっておかしくないのに、
そのことへの観点が皆無の医師がこの日本にはほとんどだってこと、
ご存じなのでしょうか?
皆無どころか、そのことを、想像することすらできない医師がいかに多いか、
脳脊髄液減少症は、見た目ではわからない、まるで精神科の病みたいなものすごくいろいろな症状がでること、想像すらできない医師が、いかに多いか、ご存じなのでしょうか?
脳自体の機能の研究は進んでいても、
脳脊髄液が与える脳への影響について、研究はされているのでしょうか?
ほとんどされていないのではないのでしょうか?
脳外科医ですら、脳脊髄液減少症イコール、起立性頭痛だなんて信じている医師がほとんどな現状の中で、
自分の目の前に現れる患者の中に、脳脊髄液減少症の症状を見出し、見抜ける医師がどれだけいるというのでしょうか?
ましてや、精神科医にまわされれば、精神科医は、さまざまな病名をつけて、患者を納得させてしまうでしょう。
病名をつけられて納得した患者は、処方された薬を飲み続けるだけでしょう。
どうして、こんなにも脳脊髄液減少症の情報が少ないこの日本で、
患者が自力で、改めて、自分の症状の原因が、脳脊髄液減少症であって、治療で回復可能だということに気づけるでしょうか?
おとながそんな混乱状況の中で、
小児のさまざまな症状に対して、どうしてそれが脳脊髄液減少症が原因だと
見抜けるでしょうか?
第一、脳脊髄液減少症のことを知りつくしている小児科医がいったいどれほどこの日本にいるのでしょうか?
小児科医が知らずして、
どうして脳脊髄液減少症の専門医につなげることができるでしょうか?
治療可能で回復可能なものを、治療法もないものだととらえられかねないのではないでしょうか?
小児の脳脊髄液減少症という観点で、診断治療できる医師がいないこの日本の現状で
いったいどれだけの小児の脳脊髄液減少症患者が潜在しているのでしょうか?
そのことを、想像できる医師がいったい何人いるのでしょうか?
もし、
乳児や小児の段階で、脳脊髄液が漏れ続けたり、減った状態が続いているなら、
脳の正常な発達が損なわれることだってありうるんじゃないでしょうか?
そのこと、
大隈先生には、脳脊髄液減少症が見逃され、放置されたこどもの脳ではどんなことが起こるのか、想像して改めて、その観点からも研究していただきたいと思います。
以下 NHKニュースサイトより
『統合失調症は、脳の発達が思春期までに損なわれると、それ以後と比べて発症しやすくなるとする研究成果を、東北大学のグループがまとめ、調査に当たった研究者は「発症のおそれのある子どもには思春期までに対処することが重要だ」と指摘しています。
東北大学大学院医学系研究科の大隅典子教授らの研究グループは、脳の発達を損なう薬をマウスに投与して、音に対する反応を調べました。
小さな音を聞かせたあとに大きな音を聞かせる実験では、人の15歳以上に当たる生後6週間を過ぎたマウスは、いきなり大きな音を聞かせた場合よりも音への驚きが軽減されました。
一方、生後6週間までのマウスは驚きが軽減されず、統合失調症に特有の音に対する敏感な反応を示したということです。
統合失調症は遺伝的な要因や心理的なストレスなどが原因で発症すると考えられていますが、研究グループは、この実験から、脳の発達が思春期までに損なわれると発症しやすくなることが分かったとしています。
さらに、統合失調症の症状を示す生後6週間以内のマウスをかごに入れたうえで、回転車やトンネルなどの配置をこまめに変えて遊べる環境を作ると、症状が緩和されることも分かったということです。
大隅教授は「強いストレスを受けるなどして統合失調症を発症するおそれのある子どもには、思春期までに対処することが重要だ」と話しています。
この研究は12日、アメリカの神経科学の学会誌に発表されます。
』