粗忽な夕べの想い

落語の演目(粗忽長屋)とモーツアルトの歌曲(夕べの想い)を合成しただけで深い意味はありません

嘘っぽい元慰安婦

2014-07-25 11:13:52 | 厄介な隣国

在米韓国人による慰安問題を巡る日本叩きを報道でみるにつけ不快に思う日本人は多いだろうが、自分もその一人だ。ロサンゼルス郊外のゲレンデール市に設置された慰安婦像は過去の歴史を捏造し日本人憎悪を掻き立てる以外の何ものでもない。当然、在米日本人から像の撤去を求める訴訟が起きているが、今月韓国人元慰安婦二人が訪米して、グレンデール市で連邦地裁が訴訟を棄却するよう訴えた。

二人の年齢は85歳と87歳、旧日本軍によって強制連行され性奴隷として悲惨な境遇を送ったことを語ったともいう。これが正しければ彼女たちは終戦当時、15~16歳と17~18歳だ。しかし慰安婦として従事し始めた頃はもっと若い少女だったことになる。

グレンデール市の慰安婦像は明らかに十代半ばの少女が描かれているので、二人の当時の年齢と合致していると考えられなくもない。ただ朝鮮半島で慰安婦募集が始められたのは1937年の日中戦争が勃発したころだ。終戦直前のどさくさに慰安婦になったとは考えにくい。だから二人の年齢という点で限りなく疑念を抱かざるを得ない。

それはともかく、河野談話は今年の検証作業で「河野談合」と揶揄されるほどに、元慰安婦の証言に信憑性が乏しく疑惑が多い。旧日本軍の強制性を示すものが全くといってよいほど見当たらない。よく韓国の元慰安婦が『私そのものが証拠だ」と公言しているが、その本人の年齢が怪しかったり、従事した場所がいい加減だったりして、全く当てにならない。果ては親に売られたのに突然日本軍に連行されたと証言を覆す者も出る始末だ。

韓国の支援団体が1990年代初頭に元慰安婦を集めたが、名乗り出たうちの半分は実際は全く慰安婦ではなかったという。そして日本軍強制連行を裏付ける証言は現在においても誰一人からもでていないというのが現実だ。

そういう点で今回米国で訴えをした二人の女性も限りなく怪しい。強制連行はおろか、元慰安婦であることも疑わしい。おそらく、この二人に支援団体の活動家も同行しているはずだ。その活動家が二人の元慰安婦を微に入り細にいり『演出」させていることだろう。お互いに「素性」は知りつつ、米国を行脚する。ただ、そんな彼女たちの「嘘泣き」を本気で信じる米国人がいることも残念ながら現実だ。

しかし、こうした「元慰安婦」が日本で「真相」を語るのを見たことはない。昨年も元慰安婦が橋下大阪市長を対面するはずであったが、ドタキャンしたのは記憶に新しい。日本では慰安婦証言への疑惑が一層高まっている。

これほどに元慰安婦が日本政府に謝罪と補償を求めながら、なぜ、彼女たちは日本でそれを訴えないのか。第三国でしかできないのはおそらく後ろめたさがあるからに違いない。そんなに泣いて訴えたいのならまず日本でこそすべきだと言いたい。

 


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