こじれる日韓関係、これにいら立つ米国が両国に和解を促したが、どうも韓国側の頑な姿勢は変わらないようだ。日韓間の外務省局長レベルの話し合いも日本側が申し出る形で行われたが、首脳はおろか外相同士の会談も韓国側が日本側の歴史認識を持ち出して難色を示している。日本政府が歴史認識などを改めなければ会談に応じないということだ。
ところで日韓の懸案事項は何を指しているのか。あるブログ(私的憂国の書)にあったが、韓国のメディアによれば主に1領土問題、2慰安婦問題、3歴史教科書問題、の3点が解決しなければ首脳会談には応じないという。具体的には「竹島が韓国の領土であることを認め」、「慰安婦には謝罪と賠償金を出しことを明言し」、「歴史教科書は韓国の意のままに採択する」ということのようだ。
会談の前提がこれでは、全く韓国に都合が良過ぎる内容であり、まさに一方的な高飛車の態度といえる。これが本当ならば日韓関係の先行きはあまりにも暗い。4月にオバマ大統領が東南アジアと日本だけを訪問する予定だったが、韓国がそこにチャチをいれて強引に韓国訪問も組み入れさせた。ただし、アメリカ側がそれ以前に日韓首脳会談実現に向けて努力することを条件にしている。わざわざ韓国が来てもらうにも日本側に注文出す厚かましさには呆れるばかりだ。
日本側は首脳会談実現に向けて、こちら側から外相会談を呼びかけたりして努力しているようだが、韓国側にそれに応じる誠意が全く感じられない。ある程度は水面下には進んでいるのかもしれないが、あえて自国の体面ばかりを気にしているとしか見えない。これでは日本人の反韓、嫌韓の流れに歯止めがかからないばかりかますます深刻になっていく。最近は「無韓心」なる言葉も飛び出している。愛の反対語は無関心だとよく言われる。
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