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ホンダ・VF400F。(番外編vol.771)

2015年03月19日 09時17分17秒 | Weblog
1982年に登場したホンダ「VF400F」です。

登場した時から、性能と見た目が相まったバイクとして有名でした。

とにかく凄いのは400ccの水冷式4ストV型4気筒DOHC4バルブエンジン。

レーサーNR500からのフィードバックで開発されたV型はスムースな高回転エンジンで、

市販車としてはとても優れていましたからね。

並列4気筒とは違い、400ccクラスでもトップクラスの性能を誇っていました。

しかし、世の中がレーサーレプリカへデザインが進む中、

VT250Fにそっくりな外観は世間的には不評であまり売れませんでした。

1984年にフルカウル仕様の「VF400Fインテグラ」を追加しますが、

これまたパっとせず残念な結果に終わってしまいます。

空冷式の並列4気筒エンジンを搭載したCBR400Fもそうですが、

当時のホンダはヤマハやスズキに比べ、400cc4ストに関して、

どことなく遅れをとっていた印象です。

ブレーキはCBX400から続くインボードディスクで、

タイヤサイズはフロントがトが100/90-16 54H、リヤが110/90-18 61H。

今から見るとめちゃくちゃ細いタイヤでした。

個人的には当時、この細いタイヤは気になっていました。

レーサー仕様はかなり太いタイヤを装着していたので、

市販車のサイズに大きな不満を持っていたんですよね。

で、この「VF400F」ですが、とにかくエンジンは凄いけど、

見た目が悪いという印象です。

今じゃなく当時でそう思っていたのですから相当ですよね。(笑)

1986年にVFR400Rが登場することで全て解消されることになるのですが、

過去の遺物的「VF400F」の存在が余計に残念感でいっぱいになります。

高性能なエンジンを考えると世間を席巻するほど、インパクトの高いバイクとして、

登場してても可笑しくなかったんですけどね!(笑)