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ホンダ・NSF250R。(番外編vol.763)

2015年03月10日 08時19分05秒 | Weblog
2012年からそれまでの2ストロークで戦っていた「GP125」クラスが廃止され、

その代わりに新しく始まった4ストローク250ccエンジンのマシンで行われる

「Moto3」クラスが新設されたことに伴い登場したのがこのホンダ「NSF250R」です。

発表は前年の2011年で、GP125クラスで使用されてきたホンダRS125Rの技術を

ベースとしながらも各所に改良が加えられたものになっています。

基本エンジンは水冷式4ストDOHC4バルブ単気筒で、排気量は249cc。

最高出力が48psでレース専用の市販車として売られています。

基本的には誰でも買えて、新車価格は国内で174万9,510円(税込)。

最大の特徴はエンジンの傾斜角で、通常とは反対側に15℃傾いたものになっています。

これは重心を車体の中心にもっていく狙いで、

2ストマシンより重くなった分、体感的に軽く感じさせるもになっています。

全体的な大きさはRS125Rとほぼ同じで、

250ccながら125ccクラスの大きさです。

コンプリートでも販売されていますが、エンジン単体でも売られており、

国際「Moto3」チームではオリジナルのフレームを使用しているチームが多いです。

ホンダがこの「NSF250R」を販売している狙いとしては、

「Moto3」の他に、アマチュアの育成を考えているようです。

出来るだけ手軽に始めらるレースとして導入してるんですよね。

現在はまだヤマハ、スズキ、カワサキからこの手のものは出ていません。

国際レースでもホンダ以外ではKTMがあるだけ。

国内レーサー志望者が減る中、何とか盛り上げていきたいと持ってるんでしょうね。

サンデーレースは以前に比べかなり増えてる傾向にあるのですが、

本格的なレースへの参戦者は減る一方。

ホンダとして、なんとかしたくなる持ちはよく分かります。(笑)