eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

共立電気計器(株)IorロガーKEW5050(低圧活線メガー)で1mA管理を再現してみる。

2023年10月28日 | eつれづれ

 

先の低圧200Vの活線メガー測定で電流クランプリーカーに試験器より約1mA(0.96 )を流して低圧絶縁抵抗規定値の0.2MΩとなるのか...。

これは負荷電流が流れている状態で試験器より加算方向の電流を流して0.96mAに調整した。

結果は1mA管理で0.2MΩとなりgood。

100Vでは1mA管理で0.1MΩとなる。


PASのSOG制御装置で過電流ロックが働いて波及事故となった場合の事後試験等ノーガキ。

2023年10月28日 | eつれづれ

電力側の配電線切断作業。そして電力財産のPCT外観等のチェック。

SOG制御装置の表示確認。

SOG制御装置基板確認は直ぐ試験器で動作確認する。

この例は、電源基板が焼損している。ここまで高電圧がかった。当然...もう動作せず。

PGSの過電流ロックで波及事故となったが運良く、配電線の無電圧確認後SOG制御装置がトリップ信号を出してPGS開放、広域停電は短時間にて復旧した。

要するに事故1回、あっても最悪開放してくれれば良い役目だが、SOG制御装置基板まで地絡電流が電源P1.P2を経由してパンクさせた原因は、柱上に1/2(500VA)kVA操作変圧器を設置していた。

受電設備から100Vをとっていれば基板パンクは防げた可能性があると推測するが、受電設備から持って行くには道路横断、距離もあるので、これはコスト上仕方無い現実。

事故でSOG制御装置が動作、開放したら直ぐ本体、機構部投入前に必ず動作試験を行うのが鉄則。

長く電気や、やっていると波及事故報告、無事故歴も消滅して久しくトホホだが、ブログUPのテーマは事欠かない...しいて言えば他力本願による事故が多い...保安管理など幾らしていても事故の未然防止は防げない。

所詮、見えるところなどで事故は起きないのが通例で五感六巻、ヘボ感が重要となるがシルバー世代となるとヘボ感もアテにならなくなるが...。

事業所の最後の砦のPAS動作管理と24時間絶縁監視装置管理だけはマトモが、これに尽きる。

PAS動作開放したら必ず動作試験をする。サージアブソーバ破裂、地絡電流が回り大地に流れた事が判る。

動作しなかったら直ぐPASの交換手配を行う。この時はPAS入荷まで単なるASとして受電する。

但し、機構部と直流絶縁診断5kV.10分間印加してPASが問題無いこと確認する。3週間後、再度の電力線切断依頼してPAS交換終了する。

SUSの全溶接本体なのでサンダーでカットする。カット面は上部。廃棄処分が容易で無い、エコでも無いので製造中止、そしてエコPAS登場したが気密不足で内部に湿気、爆発多発でリコール該当品となり、今は撤退した?。

短絡事故電流で溶け出している。

SO動作で運良くPGSは開放したので再閉路は成功、短時間の広域停電となった。

そのままPASを使えば、また波及事故となれば4.5時間の広域停電となるのでSOG制御装置試験で動作確認、ヒモでも動作確認する。

このケースはSOG制御装置パンクしたので開閉器を交換したが、怠ると事故時に動作せず大変な事になる。

事故原因は配電柱に立木接触したため短絡、地絡事故の例。

ガスはSF6ガスが入っている今は無いPGSだがコンパクトだった。

以上、参考となったか...波及事故の現場改修の実務、語り部的となった針金電気ヤでした。

 

 

 

 


12時~令和5年(2023年)度定期点検実施...応援指導2ヶ所。

2023年10月27日 | eつれづれ

高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵PAS)方向性SOG制御装置試験。

方向性SOG制御装置試験。

方向性SOG制御装置試験は(株)双興電機製作所DGR-3050CK使用する。

キュービクル受電設備まで約100m以上あり、しかも建物2階...名札ぶら下げて脚立撤去。

過電流継電器試験。

(株)双興電機製作所OCR-40LTRV使用。

キュービクル内の点検、清掃作業を行って、停電時間1時間はシンドイ3名は。

前回は点検、清掃作業員1名の応援をもらったが...。

停電しなくともヤレル項目は全てやっておかなければNGだ。

3年経った電気管理技術者は、殆ど戦力外...もっと段取り勉強シローと依頼者も愚痴こぼすトホホの現実。

 


交流リアクトルの損失を低減するには技術的にどの様な対策をすれば良いのか。

2023年10月26日 | eつれづれ

  1. 磁気コア損失:磁気コアは交流電流を誘導するために使用されますが、コア材料の磁化・逆磁化過程によってエネルギーが損失します。
  2. 3. 磁気誘導損失:交流電流がコア内を循環する間に、磁気誘導によってエネルギーが損失します。

    4. 振動損失:リアクトル内の導体やコアの振動によってエネルギーが損失します。

    これらの損失を低減する一般的な方法には次のようなものがあります:

    1. 導体サイズの最適化:導体の断面積を大きくすることで、銅抵抗による損失を減らします。

    2. 高品質なコア材料の使用:磁気コアの材料を選ぶ際には、低い誘導損失を持つ高品質な材料を選びます。

    3. コアの効率的な設計:コアの形状やサイズを最適化することで、磁気誘導損失と振動損失を低減します。

    4. 冷却システムの追加:リアクトルに冷却システムを導入することで、損失による熱を効果的に除去します。

    以上が一般的な交流リアクトルの損失の要因と低減方法です。それぞれのシステムに合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。

メーカーに問い合わせしても答えられないとの事でChatGPTに聞いてみた。

こちらとしては一般常識的な低減技術を聞いているダケで、こんなものは企業秘密も無いだろう...今は文献など探す必要も無くChatGPTに聞けば良いだけ。

これで、大体の技術は判った。


本日、10時~某事業所にて無停電での測定等、実施する。

2023年10月26日 | eつれづれ

高圧気中負荷開閉器(VT.LA内蔵PAS)の方向性SOG制御装置試験の指導。

漏電警報器動作、24時間絶縁監視装置メール発報試験実施。

低圧活線メガーにて絶縁抵抗測定指導。

共立電気計器(株)IorロガーKEW5050(低圧活線メガー)使用する。

24時間絶縁監視装置の零相変流器(ZCT)に100mA流してスマホに着信したmAと復帰mAを確認する。

零相変流器(ZCT)に流した方向の差電流、違いを理解する。