eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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爆発を免れた、もう一つの高圧交流ガス負荷開閉器(PGS)の外観写真。

2023年10月31日 | eつれづれ

高圧交流ガス負荷開閉器(PGS)本体全景。

 

底面にターゲット表示とSF6ガスの注入とガス抜きネジがある。

負荷側。

電源側。

銘板。

本体にガス圧低下表示、爆発逃がし穴等何も無い初期タイプの仕様か。

査読者からの疑問を受け、まだゴミにしなかったものを撮影する。

これは爆発エネルギーを逃がす細工は無いので本体が破裂するか、丸くなる。

 

この三菱電機(株)の亀PASは内部で三相短絡した場合、弱いヶ所を細工してあるので、爆風は大気に逃げる。

操作レバーは爆風のエネルギーで大きく曲がっている。

この波及事故は落雷(誘導雷か)でPASが内部、三相短絡...こうなると、過電流でもSOロック開放も何も無くなる。

電力側の配電線、切断まで広域停電となる。

たまたま、工事業者がPASを持っていたので、受入試験を含め5時間程度で事業所は復旧した。

感電死亡、墜落死亡、電気事故、波及事故他、多数の経験者、机上の空論ノーガキだけで無い針金電気ヤでした。