eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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質問等はコメント欄にて。

続きで、更に突き詰め理想的な-90°リアクトル電流を確認した...。

2023年10月17日 | eつれづれ

右のリアクトル測定数値の25.9mAを0.01mAのR分無しの入力とした。

計算結果は90°となり、理想的な遅れ90°となった事がわかる。

これで最終的に言えることは、リアクトル(マグネットスイッチコイル)内のリアクタンス(コイル)にR分...突き詰めると損失分が入っている。

リアクトル製造メーカーは、この損失を0に近づけて努力して販売している...コイル径、巻き数、製作形状他は、聞いても答えない、企業秘密。

リアクタンス(コイル)は、何でも遅れ90°となるのは理想的な机上の空論...現実の実体が判った。

技術者的には、リアクタンス(コイル)損失が判り、大きく進歩した様だが、まだ先がある。


今回は理想的な+90°コンデンサ電流を確認した...。

2023年10月17日 | eつれづれ

再度、同じ電圧に調整してコンデンサ、リアクトルの電流を共立電気計器(株)IorロガーKEW5050(低圧活線メガー)で測定してみる。

以前のデータのコンデンサ進みは+90オーバーのベクトル図だったが、今度は教科書通りの89.8°で90°進みとなった。

変えたものは、測定器レンジ100→1000mAに変更して測定。

リアクトルの方は遅れ90°とはならないので、多分高圧リアクトルの仕様とことなり、技術的な製作方法で、限りなく理想的なリアクタンス(コイル)にしており、余計なR分は無くしているハズと?。

Ior1が25.9mAの表示なのでマグネットスイッチコイルには、L分以外のR分が多く含まれている。

何せ、次々に出てくるハードルがあり都度、考察検証しているので素人技術者では、こんなものですと納得する以外無し。

以前のエクセルだが、今回の数値を入力してIo=合成電流に合うコンデンサ、リアクトル数値を探してみる。