eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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執筆のページも多く段々ワケ判らなくなって来たがL.C、Io=合成電流、位相角θの計算と検証が残っている。

2023年10月11日 | eつれづれ

リアクトル使用の交流耐圧試験例で充電電流235mAをリアクトル電流206mAで相殺。

結果、235mA-206mA=29mA。トランス電流33mAなので結果的に一次コンセント電流の負担は大幅に低減された。

 

同じことを低圧100VでC<Lで計算で相殺を確認してみる。

電圧 102.7V

周波数 50Hz

コンデンサ容量計算値(実測電流より) 383μF

リアクトル計算値(実測電流より) 346H

① コンデンサのリアクタンスXcは次のように計算できる。
Xc = 1 / (2
πF×383)
Xc = 1 / (2
×314 × 50 × 383 × 10^-6)

=1/0.001202=831Ω

② コイルのリアクタンスXlは次のように計算できる。
Xl = 2
πF×3.46
Xl = 2
×3.14 × 50 × 3.46
    =
1086Ω
コンデンサとコイルの並列接続の場合、個々の電流はコンデンサの電流とコイルの電流の和(相殺は差)となる。

a.コンデンサの電流Icは次のように計算できる。
Ic = Vc / Xc

=102.7/831=0.123=123mA
b.コイルの電流llは次のように計算できる。

Il = Vl / Xl

=102.7/1086=0.0945=94.5mA

そして、Io=合成電流(相殺)Iは次のように計算できる。:
例②エクセルの電圧、インピーダンスZより

Io=102.7V/3542Ω=0.029=29mA

※ もしくはIcIlの差電流より

Io=123mA945mA

=29mA

 

同じ条件でChatGPTに回答してもらったが...トホホ...どこで間違ってしまったのか。

執筆のページも多く段々ワケ判らなくなって来たがL.C、Io=合成電流、位相角θの計算と検証が残っている。