eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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デモ機の逆電力継電器(RPR)は単相用VS太陽光発電設置に伴う逆電力継電器(RPR)は三相仕様

2022年05月30日 | eつれづれ

 

黒枠の左側継電器が逆電力継電器(RPR)。電源はDC24V仕様。

デモ機の逆電力継電器(RPR)は三相用で無く単相用で当然、中相(三相出力の発電機例)だけの1変流器(CT)となる。

差動電流回路に逆電力継電器(RPR)を入れている。

デモ機を使い、逆電力継電器(RPR)のお復習いで単相と三相継電器の違いを完璧にマスターする。

昨日の太陽光発電継電器試験では三相に変流器(CT)2台、高圧受電とは別に専用として変流器(CT)2個を追加する。

使用した試験器は(株)双興電機製作所DGR-3050CKなのでコージェネの様に三相電流では無く単相電流出力でもありR-E、T-E側単独に

流して試験した場合の動作電流は2倍の電流を流すと動作する。

赤枠の様にショートして電流を流した式は試験回路に電流コイルがR/T直列に入るので通常の1%で40数ミリで動作する。

ショートせずR/T単独の場合は40数ミリの倍の電流で動作する事になる。

追加したCTTより逆電力継電器(RPR)に試験電流を流した時は40数ミリ×2の電流で動作する事になる。

 

 


太陽光発電設置に伴う高圧受電盤改造追加...竣工検査

2022年05月30日 | eつれづれ

工場屋根に設置した太陽光発電パネル。

 

400V出力インバータ群。

インバータ電圧400V-200V降圧変圧器。1台当たり50kVA×3=150kVA容量。

まずは過電流継電器試験等の電流ループ確認。

(株)双興電機製作所OCR-40LTRV使用。

追加した地絡過電圧継電器(OVGR)+逆電力継電器(RPR)。いずれもオムロン(株)製。

地絡過電圧継電器(OVGR)入力用の零相電圧検出器(ZPD)と変換BOX。

逆電力継電器(RPR)の動作電流等の試験。

昇降変圧器200V出力は三相500kVA動力変圧器に3系統にて接続、低圧連系となる自家消費のみで売電は無し。

操業休止時は電力会社へタダで電気を...ボランティア電気となる。

 


倒産、踏み倒し必至...電気料金天井しらず最高更新中

2022年05月30日 | eつれづれ

経済産業省・資源エネルギー庁は27日、新電力撤退に伴う託送料金・インバランス料金の未払い額が、一般送配電事業者10社合計で約450億円に上ると明らかにした。

大部分が貸倒損に計上されていない。

ストレステストで国が新電力の債務を把握するなど、対策を検討する。

また、産業用標準メニューの新規契約について、旧一般電気事業者の小売部門に受け付け再開を推奨する方針。

その前提として、標準メニューの値上げなど、電力調達費用に応じた定期的なメニュー見直しを促す措置を講じる。

以前から逝っているが、資源0の日本に公共料金の競争などバカげた、お上の政策なのだ。

電力の安定供給と料金の安定は、大手電力にしか無理な事は初めから判りきった事。

自然エネルギーなどで儲けなどでる訳など無し、新電力(PPS)の踏み倒し、倒産の連鎖が続く様だ。

飛びついた事業所、一般家庭も大手に戻るにしても勝手に浮気して再婚は大きな料金吹っかけられる...お上も、救済策などしない。

これが自己責任、自由競争の社会、電気料金も過去最大の天井知らずとなった。

 

タイミングよく太陽光発電導入した事業所は、大幅な料金支払いのコストダウンとなる。

このパネル出力は150kW。

大手電力10社と都市ガス大手4社は27日、7月の電気・ガス料金を発表した。電力4社とガス4社が前月より値上げする。

液化天然ガスや石炭などの価格が上がっているためだ。

平均的な家庭の電気料金は、10社とも過去5年で最高水準で、1年前より約1~3割の値上げになる。

東京電力は1898円、中部電力も1870円高くなる。据え置いた6社は、燃料価格の変動分を料金に反映できる制度の上限額に達しているため、値上げできなくなっている。九州電力も7月で上限になる。

大手電力の料金プランには、国の認可がなくても会社の判断で設定できる「自由料金」もあり、こちらは値上げできる。

この設定が新電力へ浮気して、また大手に戻った再婚組が該当するのかはワカランが。

都市ガスでも、東京ガスが上限に達した。料金プランに変更がない限り、これ以上は値上がりしない。(宮川純一)

7月の電気・ガス料金

北海道電力 8763円(↑1212円)

東北電力 8565円(↑1322円)

東京電力  8871円(↑1898円)

中部電力  8516円(↑1870円)

北陸電力 7211円(↑526円)

関西電力 7497円(↑752円)

中国電力 8029円(↑1103円)

四国電力 7915円(↑906円)

★九州電力 7271円(↑782円)

沖縄電力 8847円(↑1379円)

★東京ガス 5886円(↑1192円)

大阪ガス  6512円(↑1137円)

東邦ガス  7135円(↑1312円)

西部ガス  6659円(↑969円)

※各社の平均的な家庭の料金で、使用量の想定は一部異なる。★は燃料価格の料金への反映が上限に達した会社。カッコ内は前年7月からの増加額