3日の停電作業で撤去した真空遮断器のトリップコイル。
GR+OCR試験のデモ機にはトリップコイルの代品としてホーロー抵抗器を使用していた。
今回、ホーロー抵抗器を外して真空遮断器のトリップコイルをセットする。
コイルは直列つなぎで動作する仕様。
通電するとプランジャがガシャンと動く...結果、蓄勢されたバネを開放して遮断となる。
画像はGR動作時のトリップコイル電圧と電流の指示。
トリップコイル電流定格は2.5A程度なので、真空遮断器は遮断する事になる。
ここから、GR動作は電流でなく電圧動作、OCRは電流動作なので1ステップ進むと、トリップコイルは電流仕様、電圧の入力は
どうする?。ここで電流トリップ箱が出てくる...パレットスイッチも何故、必要...他諸々のクエスチョン??発生。
一連の継電器試験を理解するには、本デモ機を使うと素人の電気主任技術者でも完璧に理解出来る。
金具加工、取付、継電器動作トリップコイル通電で半日が潰れた。
新規の真空遮断器トリップコイル説明だが、通電3A、10秒定格とある。
過電流継電器試験、試験電流は試験器の内部抵抗分も有るので整定に対して5%程度の割り増しをした方が良い。
この高圧受電盤の継電器例はDGR+OCRの分岐回線に使用しているもの。
中央は電流トリップ箱で真空遮断器コイルが電流仕様なので電圧→電流に変換する装置。
DGR試験は(株)双興電機製作所DGR-3050CK使用、OCR試験は(株)双興電機製作所OCR-50CK等を使用する。
基本の座学を理解して継電器試験を行う...思わぬ事故発生となるので要注意。
継電器、デモ機に関して質問あれば右下のコメントに書きこんで下さい。