eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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OCR交換予定の資料作成

2019年11月06日 | eつれづれ

受電キュービクルにある1975年5月製造で44年経過した円板形の過電流継電器COT-41-Rで、さすがに古くなり今回、交換予定するため図面等、準備する。
今のOCR試験器は電流%設定時、電流バイパスで容易にセット出来るが当時は、円板を回らない様に固定するため洗濯ばさみを使ったアイデアがあった。

継電器裏面は4端子があり判りやすく電流C1.C2と遮断用T1.T2がある。
とりあえず結線図を書いてみる。

新規の継電器は富士電機のものにする。
電流結線はR相、3端子/T相、3端子と警報接点a1.a2の2端子がある。
R.T相とも電流戻り線、遮断(トリップコイル)戻り線の2本ともつなぐ。
この共用線端子名称はR相C2T2RでT相はC2T2T端子となる。

過電流継電器試験の結線図は、この様になる。
並行して既存のR.T相分2つある継電器が1つになるのでメクラ蓋も製作してもらう。

真空遮断器は平成23年に機構部が投入時、イマイチなので交換したがOCRは、そのまま残った。
余程の古いキュービクルでないと、もう見られない骨董品となった。