心の免疫力~書とことばから

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虹のごとく儚い鐘を鳴らして

2009-06-10 | 八木重吉
                      八木重吉の詩  (はがき)



しずかなる にじのごとくに かねがなる こころのそら

昨日の絵手紙教室でのお題のひとつ。
Nさんの書かれた作品を参考に書いてみる。
はがきは小さい上、ことばが多いので筆はやめて、太目のサインペンで。

ところで、この詩の解釈は? とKさんから問いかけがあり、
皆さんとあれこれ語り合う 

これは暗い気持ちではなくて、穏やかな気持ちなのよね?
こころの空・・って、どういう意味?
虹のごとくと鐘がなるって、どういう関係?


昼間は、ここのとこの忙しさに少々朦朧としていたので、改めて考えてみた。

私が感じたのは・・
私の心(模様)は、誰にも気づかれずにそっと、けれど美しく佇む虹のように
静かに鳴っている鐘のようだよ・・って感じかな 

だから暗い気持ちではなくて、けれど両手話の楽しい気分でもなく。
穏やかで、けれどいつの間にか消えてしまう虹のように、どこか儚く切ないような 

決して暗い気持ちではないけれど、どこか痛みを持った心のような。
その痛みと共に、いたわりと愛着を持った心のような。
そしてその思いを、静かに響く鐘の音に乗せて、伝えようとしているような 


しずかなる にじのごとくに かねがなる こころのそら

皆さまは、この詩からどんなことを感じますか? 












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6 コメント

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Unknown (あ~るん)
2009-06-10 10:08:21
う~ん・・・。確かに暗い気持ちではないような。
私の解釈・・・「今までは(この瞬間までは)あまり心が晴れてはなかった(何らかの事情でちょっと沈んでいた)けれど、雨上がりの空に静かに虹が現れるように今「一歩踏み出そう!」と心の中で踏ん切り(?!)決断の・・・鐘が鳴った(ゴングのように)」静かなる決心でしょうか??
久しぶりで (おえかき)
2009-06-10 18:11:51
すごい ステキな文字と絵だね

でも 「詩」はすこし ううう
どんな 意味かな?って
考えました。

虹は平和の約束だから
心が 平和の鐘をならしてる 感じなのかな?
あ~るんさん (沙於里)
2009-06-10 22:02:34
なるほど
こうして改めて、詩を理解しようとして読んでみると
もっと八木重吉について知りたくなります。
どこか自分の心に響く彼の詩、その重なり合った部分を探してみたくなりました。
おえかき先生 (沙於里)
2009-06-10 22:23:23
お久しぶりです♪

先生 益々忙しそうですね。
それなのに毎日更新・・
毎日 ゲイジュツの鐘を鳴らしてるんですね


意味は考えず・・・ (みのり)
2009-06-10 22:24:15
この画と文字が非常にかわゆいですね。
コロコロとして、
気持ちが明るくなるようです。
みのりさん (沙於里)
2009-06-11 22:42:46
普段ペン字はこんな字なもので
ほんとに書をやってるの?なんて言われます
でも、気持ち、明るくなるといいなぁ

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