心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

現日会代表書家展 Part 3 作品のご紹介

2013-04-11 | 書展・展覧会情報
                        越智麗川氏「我忘吾」



般若心経の作品のご紹介の前に、14日まで銀座鳩居堂で開催中の
現日会代表書家展 Part 3 での作品をご紹介します。

出品者のお一人、越智麗川氏のブログから写真を拝借しました 


 禅語の我忘吾(がぼうが)は、この世の我が煩悩をなくして悟った吾になる。
 自分を忘れるくらい思索にひたる。無念無想の境地の意 とのこと。


越智氏独特の、叫び、傷み、激しさの中の深い慈しみといった思いが滲み出ている線と、
正方形の中に三文字というのは難しそうなのに、この斬新な構成に唸ってしまいます。

躍動感の中の沈着、そこには、煩悩を抱えたこの世の我と、悟った吾のせめぎ合いを感じました。
作品をずっと眺めていると、私の中の我に気づいて、ため息が出てしまいました。

そしてこちらも書TENでお世話になっています中谷翠泉氏の作品「衛(まもる)」。



越智氏のブログから、解説を拝借

 >「韋」は何かの周りを足が左右に進んでいる様を描いた文字です。
 >「行」に挟まれて、何かの周りを行きかうのは、中のものをまもるため。
 >よって、「まもる」と読むそうです。

こちらも正方形の中に、求心力と遠心力の強いエネルギーを感じます。

どちらも、それぞれの方のお人柄が出ているなぁ・・と、しみじみと 
私の作品はまだまだその域には到達できそうにありませぬが、刺激を頂いております。

きっと?明日はまた別の方の作品をアップして下さると思うので
こちらを是非ご覧くださいませ~ 
 越智氏ブログ → 忘己利他 

この展覧会は、4月14日(日)AM11:00~PM7:00まで (14日はPM5:00終了)
銀座鳩居堂画廊4階で開催中ですので、是非お出かけくださいませ。 



よろしければこちらも更新しましたのでどうぞ~  
⇒ インテリアの書
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

般若心経を書く

2013-04-11 | 禅語・般若心経
                           倉科さんの作品 (半紙)


えっと、3月のインテリアの書の教室での皆様の作品をご紹介しま~す

まずは、倉科さんの作品。
始められた頃、筆を持つのは学生時代以来とおっしゃっていましたが、
毎回積極的に、ぐんぐんと作品を書かれて来られるのでして。

今回も、般若心経は読んだことがないとのことでしたが、一発勝負、一気に書かれたそうで。

左利きの倉科さん、書かれる様子を拝見していると、
うーん確かに左利きの方の書く線は、右利きのそれとは違うところがあるのですが
そんなことより、書くこと、作品に仕上げることを愉しんでいらっしゃるのが伝わってきます。

仏さまも画いたことがないって言ってらしたのに、なんともいえない表情で和みます



そして、こちらは安部さんの作品。



アップにするとこんな感じです。



文字のどこか一ヶ所を太く書くという法則によって、リズムよく伸びやかに書かれています。
面相筆の細い線で書かれていますが、どこか木簡を思わせる大らかさを感じます。

うーん、やっぱり、基本は木簡の臨書をしている所為かしらんと、嬉しくなります 

般若心経は、皆さまたくさん作品にしてこられて、まだまだたくさんあるのでして~。
順次ここと、インテリアの書のブログでもご紹介していきますので、お立ち寄り頂ければ幸いです 





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする