心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

米寿記念 稲村雲洞「喜悦の時空」展 レポート

2011-12-01 | 書展・展覧会情報

 

今日はこの辺も、急に寒く冷たい雨の一日となりました。

午前中は書道教室。新しく4名の方がお仲間に。うれしいです。

 

お昼は、旧知のお二方にお誘いを頂きランチをば。

その後、ダッシュで用事を済ませて、銀座セントラル美術館で開催中の

稲村雲洞「喜悦の時空」展へ。

 

 

前衛書、金文や造像の臨書、創作と大作から小品、極小品が一堂に。

 会場には雲洞先生、ご子息で篆刻家の龍谷先生もいらして、お話を伺い 

 

 

 

右は壁面一面に、般若心経の小品の巻物

 

 

数年前に最愛の奥様を亡くされて以来、毎日欠かさず書かれたという般若心経は、

壁面に用意されたルーペで見るほどの極細字。

 

その日の体調、思いなどを、拝見する側も感じつつ

この持続、継続というひとつの生き様にも、心を打たれました 

 

その般若心経にそれぞれ題というか、一節を書かれた作品は、

小さくても緊張感、崇高な静寂、格調、禅の世界のような

無駄のない空間、宇宙といったものを感じ、ため息ばかり 

 

 

  

何年も何度も見てきた師の世界だけど、今は離れている身、

久しぶりにその線、文字の造形、独特の空間を拝見していたら、

88歳という師のこれまでの生き様をしみじみと感じて、思わず涙がこぼれ・・

 

今の私があるのは、稲村雲洞先生に巡り会えた御蔭と、改めて感謝の思いが溢れ

 

ちょうど20年程前に、師が団長の中国旅行に母娘で参加した時に

当時中国在住でガイドも務めて下さったNさんが、

中学生になった娘さんといらしていてわぁ・・懐かしい!と、

またご縁を頂き、うれしい限り 

 

そうそう、受付では、龍門造像の小品によるカレンダー頒布があり、早速購入。 

名前を書いて下さるというので、そそくさと 

その横で、龍谷先生が雅印を押して下さるという、なんと贅沢な 

 

 

 

寒い日でしたが、心豊かに帰宅。

展覧会は4日(日)まで開催中です。私もまた日曜日にも伺う予定です

 

 

そのカレンダーはこちら↓ 小品作品の頒布も。

お問合せは、事務局TEL/FAX:03-3577-7666 へ 

 

 

 

 

(写真撮影、ブログ掲載はご了承頂いてます)

コメント (8)
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