今日はこの辺も、急に寒く冷たい雨の一日となりました。
午前中は書道教室。新しく4名の方がお仲間に。うれしいです。
お昼は、旧知のお二方にお誘いを頂きランチをば。
その後、ダッシュで用事を済ませて、銀座セントラル美術館で開催中の
前衛書、金文や造像の臨書、創作と大作から小品、極小品が一堂に。
会場には雲洞先生、ご子息で篆刻家の龍谷先生もいらして、お話を伺い
右は壁面一面に、般若心経の小品の巻物
数年前に最愛の奥様を亡くされて以来、毎日欠かさず書かれたという般若心経は、
壁面に用意されたルーペで見るほどの極細字。
その日の体調、思いなどを、拝見する側も感じつつ
この持続、継続というひとつの生き様にも、心を打たれました
その般若心経にそれぞれ題というか、一節を書かれた作品は、
小さくても緊張感、崇高な静寂、格調、禅の世界のような
無駄のない空間、宇宙といったものを感じ、ため息ばかり
何年も何度も見てきた師の世界だけど、今は離れている身、
久しぶりにその線、文字の造形、独特の空間を拝見していたら、
88歳という師のこれまでの生き様をしみじみと感じて、思わず涙がこぼれ・・
今の私があるのは、稲村雲洞先生に巡り会えた御蔭と、改めて感謝の思いが溢れ
ちょうど20年程前に、師が団長の中国旅行に母娘で参加した時に
当時中国在住でガイドも務めて下さったNさんが、
中学生になった娘さんといらしていてわぁ・・懐かしい!と、
またご縁を頂き、うれしい限り
そうそう、受付では、龍門造像の小品によるカレンダー頒布があり、早速購入。
名前を書いて下さるというので、そそくさと
その横で、龍谷先生が雅印を押して下さるという、なんと贅沢な
寒い日でしたが、心豊かに帰宅。
展覧会は4日(日)まで開催中です。私もまた日曜日にも伺う予定です
そのカレンダーはこちら↓ 小品作品の頒布も。
お問合せは、事務局TEL/FAX:03-3577-7666 へ
(写真撮影、ブログ掲載はご了承頂いてます)