心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

渡部大語個展 ─書と陶と─ へ

2011-09-03 | 書展・展覧会情報

                  屏風  「一歩」

 

 

今日は先日もご案内した大五郎先生こと、渡部大語先生の個展にお邪魔。

袴姿の大語先生と、奥様、愛息子の笑大くん、愛娘の笑花ちゃんも会場に。

 

 

初めまして~と奥様をご紹介下さった時、笑大くんが「沙於里さん?」って笑顔で。

ひゃ~うれしい。 はじめまして~って握手して 

 

で、お許しを頂いて写真を撮ってたら、笑大くんが元気よく走ってきて

「一歩」のポーズかな? 

 

すすとボンドを混ぜて書かれたそうで。

作品アップするとこんな感じのマチエール ↓

 

  

 

こちらは、墨にゼラチンを混ぜて書かれたとか。

で、冷房のきいた中で書いて、一端エアコンを切ったら室温があがり

偶然ゼラチンの一部が溶けて固まったのが、十画目の横の線の部分だそうで。

文字は、腕一杯に夢を抱えているようですね~ 

 

 

 

そして厳しくもあったかい「一念」は、この文字を使った刻字作品もありました。

 

 

 

大語先生といえば、やっぱりこういう詩の世界も魅力的♪

  

新美南吉の詩「風の光にほめくべし花も匂はゞ酔ひしれむ」

 

 

 

目の中に入れても全然痛くない、かわいい二人のお子さんへのやさしい眼差しが

感じられる作品もあったり 

  

大谷句佛の句「口あいて落花ながむる子は仏」

 

 

左:屏風 「一笑千金」 右:心有太陽 脣有歌」(心に太陽を、唇に歌を)

 

 

↑これはYahooオークションで落札した屏風とか。まわりには藍の型染めが施されてます。

ことばがまた、いいですね~。「一笑千金」 

 

↑屏風の模様アップ

 

 

で、これも屏風↓  山頭火の句「私が求むる花は地獄のまんなかに咲いてゐる」

 

写真ではわからなけど、薄桃色の全紙4枚に。

 

 

一字一字の表情はおっとりと、どこか子供のような遊び心、いたずら心も感じるのは

やっぱり大語先生のお人柄かしらん 

 

 

そして今回は陶の作品もいろいろと。 

毎日この文字を見ながらの一杯は、消化もよく会話も弾むような 

 

 

 

展覧会は明日4日まで、銀座鳩居堂で開催中。

 

そうそう、奥様の渡部忍さん編の『作品に書きたい 心の詩』が新刊とのこと。

 

大語先生のブログを拝見すると、いつもご家族元気印で仲良く、ほのぼのされていて、

先生の力の素はきっと、素敵な奥様とかわいい二人のお子様ですね~

 

今日はありがとうございました♪

 

 

コメント (4)
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