心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

臨書から学ぶこと

2011-09-19 | 木簡

                     (半紙)

 

 

木簡の一節「如品約十」

筆はお気に入りの小筆、蠅頭小楷。

 

「品」は、四角が三つ、同じにならないように表情を変えてみる。

上の「如」の口とも似ないようにと、たぶん無意識に。

「約」は、隣の「如」と大きさが似ないように、細めに。

「十」は、全体の白の余韻を意識して、墨量は大目に、形は小さく沈めてみたなり 

 

 

臨書は、文字の造形だけでなく、余白、余韻を見る、感じることも大事、と

私の師はよくおっしゃっておられて。

 

その感覚というのは、文字の形や線だけを見ていては得られないような。

文字のまわりの空間や、文字と文字との響き合いを感じるトレーニングも大事なり 

 

文字は文字だけでは生きてこないっていうか、

文字を支える空間があって、そこで響き合うことで、

その作品が生きてくるのかなぁ・・と 

 

たぶんそれは、人と人の関係もまた似たり、とな 

 

人も、人の中にあって個性が埋もれるのではなく、

人の中で、個性が伸び伸びと生かされる関係は、素敵だな、と 

 

さて。

今日は別枠(↓)で、母とやっている書道教室のご案内をば。

こちらもお立ち寄り頂ければ幸いです。

 

  

コメント (2)
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