心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

何となく切ない日は

2008-03-01 | 山頭火・放哉・良寛
                    「ぬくうを歩けば椿のぽたぽた」 山頭火



また山頭火が書きたくなって。

昭和元年、44歳で家族、家、自分をとりまく全てのものを捨てて
放浪の旅に出た、山頭火。

独りの寂しさを感じながらも、その心は自由であたたかい。

静寂の冬を耐え、春の風を感じたある日
いつのまにか芽吹いた木々に
のどかで平和な気持ちと歩いていると
椿の花がぽたぽたと落ちていた・・

この句をどう詠むか、人それぞれだけど。
私は、山頭火の生命へのやさしい思いを感じる。

椿は花の盛りを終え、ぽたぽたと。
その椿からの生命のバトンタッチを
春の新しい生命が引き継ぐ。

たったそれだけのことなのに
人はなかなかそこに気づかずに
不安を抱える日もある。

なんとなく切ない日は
もっと、もっと
山頭火を感じていたいです



ブックマークにおえかきさんの「絵描きも言いたいこと 言いたい!」を
加えました。
思わずクスって笑ってしまう元気の出るブログです。
ぜひお立ち寄りくださ~い。





コメント (10)
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