心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

日々の無駄を楽しむ

2008-02-07 | つれづれ
                         (半紙1/2)    



「日本の文化はもともと、路傍の石でも欠けた茶碗でも、アートにしてしまう
かっこ良さがある。」

いつだったか、何かの対談か何かで、確か・・千住明氏が言ってたことば。

そこには「さりげなさ」を好む日本人の文化があったのかもしれない。
そして物を捨てない「もったいない」文化と、何かに使えるかもっていう遊び心と、
どこかに自然との共生、調和を大事にする文化でもあり。

でも現代は、欧米、特にアメリカの影響で、合理的なものを求める時代に変化。
YESかNOか、善か悪か、より機能的に、より便利で都合よく。

ところで。
爆笑問題がナビゲーターの 爆問学問 というNHKの番組、観た事ありますか?
2/2に新年会スペシャルがあり、宇宙物理学、哲学、遺体解剖学・・の
教授との対談、相変わらず爆笑問題の太田さんは熱く、なかなか面白かったです。


「先生たちは、答えのある合理的なものを探してばかりだけど、世の中、 
無駄なものって必要なんですよ」

ドイツでは、1年のうち、長期休暇と土日の休暇も入れると5ヶ月も休みがあるそう。
1日8時間の労働は、国によって厳しく守られ、日曜日に仕事を与えた会社には、
130万円?だったかな?の罰金と、場合によっては禁固刑もあるとか。

「ドイツ人は休暇のために、家族で楽しく過ごすために、働いているんです」と。

そんな風に言える生活がしたいものです 

どうせ同じ時間を生きるなら、路傍の石をさりげなく飾り、家族や友と語り、
季節を五感で感じながら、日々、不便や無駄を楽しみながら・・・。

コメント
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