心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

拝啓 岡本太郎さま

2011-05-31 | 岡本太郎

                         (はがき)

 

 

生きる日のよろこび、悲しみ。

一日一日が新しい彩をもって息づいている。

 

                岡本太郎『壁を破る言葉』 イースト・プレスより

 

 

このことばの横に太郎さんの、あの物凄い眼力の顔写真があって。

全然似てないし、到底敵わないけど 

 

昨日、東北地方にも降った大雨の被害が気になって、

今も南相馬市に住む友人にメールを。

地震で落ちた瓦の隙間から雨漏りはしているけど、大丈夫よって 

 

でも、愚痴ってごめんね・・と、現状を色々と伝えてくれて。

報道されていない事実がそこにはたくさんあり、なんで?って思いが溢れるけど、

その現実もしっかりと受け止めようと・・・思う。

 

今日は「しあわせってことばが嫌いだ」って熱く語る太郎さんからのメッセージをば。

岡本太郎「人間全体のために」

 

人間全体のために・・なんて、凡人の私には到底無理だけど

「生きる」ってことを、改めて考えている。

 

 

 

 

 

*******

 

映画100,000年後の安全』公式サイト

 

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「こういうもの」を表現したい

2011-05-12 | 岡本太郎

            (はがき)

 

 

『萬戸盡春逢』 

意味は、どこもかしもの戸に春が逢いにやってきた・・って感じかな 

 

まあ、五月というと春というよりもう初夏だけど。

 

今日は4月の蘭秀会書展後(←ずずいと下まで)最初の書道教室があり。

たぶん皆さま、久々に筆を持ち 

 

臨書のお稽古の他に、それぞれに創作してくる漢詩と山頭火の宿題もあり。

全員の半紙の添削が終わると、広げてみんなで品評会。

 

創作はむずかしい、っていうか、なかなか「お習字」から抜け出せないわけで。

 で、臨書から創作に向かうには、どうしたらいいのかという話になり 

 

今日も岡本太郎の本を読んでいる。この本、一日一回は目を通す。

そこで、今日の「創作」についての、うんうんそうそう!ってことばをみっけ。

 

「こういうもの」を表現したい、という最初の衝動がある。

描きたいという衝動じゃない。「こういうもの」を、なんだ。

 

                『壁を破る言葉』 岡本太郎 イーストプレス

 

 

書だって同じだと思う。

たとえば漢詩を書くにしても、詩の情景や思いを心に描き、

自分なりに感じたものを、「文字を借りて」どう表現するか、なんだと思う。

・・って言いながら、今日のは全然情味もないけれど 

 

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岡本太郎記念館へ

2011-05-09 | 岡本太郎

                  2階の赤の間

                           (写真撮影はOKでした)

               

 

昨日は母と、今日まで開催中だった国展と、表参道にある岡本太郎記念館 へ。

 

本当は、昨日最終日の 生誕100年岡本太郎展 に行く予定だったけど、

母も私もちょっと疲れぎみだったので、のんびりしたいなぁってことで 

 

国展は、以前書道教室にいらしていたOさんから、初出品で初入選しました~と

ご案内を頂きまして

 

絵画・写真・版画・工芸・彫刻と、ものすごい作品数で、

好み~って作品もたくさんあって、刺激的でした 

 

その模様はまた明日にでもってことで、今日は太郎さんから。

 

表参道駅から徒歩10分位の住宅街にある、岡本太郎のアトリエ兼住居だった所。

入口脇には喫茶店があり、庭には、それぞれに存在感を持った独特の彫刻たちが。

 

玄関は入ってすぐの部屋にも、エネルギー溢れる作品と、

等身大?の太郎さんがお出迎え下さり 

 

 

 上:入口すぐの部屋 庭もちょっと見えます?

下左:トレードマークの太陽の塔と背後には眼力王太郎さん

下右:太郎さんと黄色の手のひら型の椅子に座って記念写真(顔隠した母) 

 

思ってたより広くもなく、なんてことはない室内だったけど

等身大の太郎さんに、全てを見抜かれているような心地よい緊張感と

それによる不思議な解放感を頂いてきました 

 

 

ものがそこにあるという尊厳。

   これはいったいなんだろう。

   ただあるというだけなのに。

 

            『壁を破る言葉』 岡本太郎 by イースト・プレス より

 

 

ものがただそこにあるということへの尊厳。

 

その感覚、その不思議さ、その美しさ、そのいとおしさ、その驚き。

それを感じることが、ゲイジュツ(生きること)なのかも、とふと  

 

生誕展からの流れもあってか結構混雑、帰りに喫茶店でアイスチャイを飲んで。

庭の写真も撮りたかったのに、国展で撮り過ぎて電池がなくなり・・

 

今後もまだまだイベント、展覧会もあるようですよん。

 

川崎市岡本太郎美術館 

 

TARO100 

 

顔は宇宙だ。

 

 

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馬鹿力も知恵力も

2011-05-01 | 岡本太郎

 

われわれの世界、環境は無限の迷路だ。

だからこそ生きがいがある、情熱がわく。

           By 岡本太郎 『壁を破る言葉』 イースト・プレス

 

 

見切り品コーナーから来たポピーが、ベランダで元気よく咲いてくれてる。

一緒に来た黄色い金魚草、紫のストック、白い桜草も元気に。

 

 

 

 

 

今日も断捨離に励む。

何かを変えたいのだ・・と気づく。

 

そんな時は馬鹿力も出る。

男二人じゃないと持てないですよ、と言われた洋服タンスを一人で隣の部屋に移動。

・・・知恵力も出るのであ~る

 

無力感に負けることに流されたくないから

 忘れてた自分らしさ、なりたいって思ってる自分を、今また手探り中。

なんだか日々に追われるばかりで、自分を忘れてるなぁ・・って 

 

 

そんな今日の1曲は Newton Faulker の Dream,catch me

 

 

 

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人生は・・・ゆく雲の如し

2011-04-05 | 岡本太郎

                         「白雲」

 

 

 

「理論では作品は創れない。」 by 岡本太郎  『壁を破る言葉』 イースト・プレス

 

来週14日から始まる書展の、実はまだ1点、作品が出来てなくて 

 

他の3点に全エネルギーを注いでしまって、一応仕上げてあったのに

母に「あなたがいいならいいけど・・」と微妙な講評をもらってしまい。

 

その後も何度か書いているけど、ここんとこ集中力が欠けて失せて・・。

ただ文字を並べてる、というところから抜け出せずにいる訳でして 

 

え~い。・・と頭を空っぽにして、空を行く雲でも眺めてみる。

そっか・・「集中力」は、自由な心があれば自然と湧いてくるものかも・・と 

 

「理論では人生も創れない。」 by 沙於里

 

 

うれしい時も悲しい時も、ただ目の前のことを一生懸命にいれば・・よか 

人生は・・・・・・ゆく雲の如し。

 

今日の1曲は、Andrea Bocelliの   Con te Partiro

 

 

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まずはそこから

2011-03-25 | 岡本太郎

                     「自行」 (部分)

 

 

「なんでもいいから、まずやってみる。それだけなんだよ。」

 

岡本太郎のことば。  『壁を破る言葉』 イースト・プレス

 

 

そうは言っても、何もする気力のないときもあったり。

行動するには、気力も必要なわけで。

 

じゃあ、気力はどこからやってくるかっていうと・・

一人でいないってことかな。

 

どうしようもない中で、気持ちが動けなくなったら・・誰かと話をしよ 

ひとつの笑顔は、たくさんの笑顔を生むと思うから。

 

まずはそこから  

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壁を破る言葉

2011-03-20 | 岡本太郎

                       「天」   (部分)

 

「自分の姿をありのままに直視する、それは強さだ。」

 

全身全霊、全力で生きた、岡本太郎のことば。

『壁を破る言葉』 イースト・プレス

 

芸術は爆発だ!

そして、生きることも爆発だ!

 

それまでの「何となく当たり前」だったことが

なんだったんだ・・って思えてくる。

 

岡本太郎がそばにいると、今よりも強く生きられる気がしてくる。

 

58日まで国立近代美術館で、『生誕100年 岡本太郎展』 開催中。

 

表参道には 岡本太郎記念館 も。 

 

 

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逃げない花

2010-06-05 | 岡本太郎

                               (はがき)

今、ドクダミがそこいらじゅうに咲いている。

子供の頃、どこか人を寄せ付けないような立ち姿に
この花は、きっと私のことがキライなんだって思ってた。

だから何となくそばを通っても、何て言うか・・話しかけないようにしてきた。

でも年を重ねるごとに、この花が好きになって。
それは、岡本太郎が言ったこんなことばと重なり合って。

 何ものからも僕は逃げない。
 僕は何ものとも晴れ晴れと立ち向かう。
 それが僕のモットーだ。

この言葉を聞いたとき、なんだかスカッとした。

そうだ、それでいいんだ。
そんな風に生きられたら・・って思ったら、ドクダミの姿がかっこよく見えた 

そんなことをふと思い出した今日の1曲は、
Lenny Kravitzの  Can't Get You Off My Mind (Accoustic)
かっこいい・・!





今日は朝から、近くのお寺である写経会のお手伝いに行ってきま~す♪

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岡本太郎に会いたくなるとき

2010-03-06 | 岡本太郎

                           (半紙)

禅語の「はくばろかにいる」

蘆花とは、白い小さな花をたくさんつける芦の花のこと。
でもって、その中に白馬が入ると、見分けがつかなくなる様子のこと。

つまり、一見ひとつの白いものに見えたとしても、蘆花と白馬は別々のもの。
ひとつに見えても別のもの、別のものだけどひとつのもの、
その両方をそのまま受け入れようとするのが、禅の教えと。

 参考:「ふっと心がかるくなる 禅の言葉」 永井政之監修 永岡書店


私はどうも「普通は」「みんなが」ってことばに反応してしまうようで 

普通が悪いって言うんじゃなくて、ひとくくりの中に入らないと
普通じゃないと言われて別枠を作られたり、同じ枠に入るよう諭されたり。

普通だからよし、普通じゃないのはだめ、そんなこと全然考えない。
その逆もまた同じく。

だいたい人の「普通」ってのは、情報に支配されることも多いわけで。
人それぞれ、同じように見えても違うのでありんすから 

「普通」であることばかりに気を取られてるのは
蘆花と白馬は同じものだと思い込むに似たり・・?

そんなことより、もっと心は自由におおらかに伸び伸びと
想像力を楽しもうなのだ~ 

なんて思ってたら岡本太郎に会いたくなって、You tubeで探したら面白いのめっけ。
お楽しみあれ~ 


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絵手紙あーと

2007-10-26 | 岡本太郎


昨日の絵手紙教室の続き。。。
教室が始まって2年後の’98年に第1回楽画喜会展を開催、翌年に第2回展、
そして写真は第3回展、これは・・何年だったのかな。。

1年間書き溜めたものを中心に、1人につきパネル1枚分(20枚位)の作品を
展示。その数は合計500枚位にはなったかも。
3日間の会期中実にたくさんの方が観に来て下さり、少なくとも私は、
絵手紙という枠を越えた、あーとの世界を楽しんだ。

あーとはそこら辺の日常に、たくさんころがっている。
あーと~芸術とは、岡本太郎が言っていたように爆発!、つまり人を驚かせる
ことだと思う。
当たり前の日常の中で気がつかない、けれど新しい視点や発想や面白いことを
ごく当たり前にやってみせること、衝撃波を送ることだと思う。

「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」「犬も歩けば棒に当たる」
ことわざは、どちらかと言うといい意味では使われない戒めのことばであったり
する。
でも私はいい意味に捉えて「数打てば当たるなら、打ちますよ~」「歩いていれば
いいことあるなら歩きますよ~」の精神で、量や数は多いがいいと思う。

量は、新しい‘個’を創るから。
量は、生きている力を、楽しい!を伝えるエネルギーを持っているから。
量は、観る人に波を起こし、圧倒し、その心を解放するから。

また展覧会やりたいなぁ・・・。
でも教室の皆さまは、なぜだか控えめで?なかなか「やろう」と言ってくれないのだ。。

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