BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

けって立つ

2014年06月20日 | 映画
 チケット窓口でチラシがないと言うと、上映期間になると当該チラシは引き上げるのだと
いう。紙上で何か知りたければパンフレットを買いなさいという方針なのだそうだ。げげっ、
そんなバカな。実際足を運んで見に来た観客に対して紙1枚のチラシも渡さないとは、なん
という愚劣な行為。映画を観たうえであらすじや役者・スタッフの確認などしたいではない
かか。なんという観客への思いやりのなさ。こんなことしているのは「札幌シネマフロンテ
ィア」だけだろ。(他ではそんなことしていないし、チラシが底をついたというケースはあ
ったが)しかるべきところがあるなら、大いにアタシは憤慨して訴えたい。ぷんぷん。
 今後他で同作品の上映があるなら「札幌シネマフロンティア」には行かないことにする。

 さて大作さんの映画「春を背負って」だが、歳をとると説教好きになるというのは本当ら
しい。まるで高校の教頭あたりがいう、分りやすい人生訓を聞いちまったきがする。
 両サイドのご婦人は盛んにハナをすすっていたが、この程度のことで泣くなら、TVニュ
ースで泣くべき場面はいくらでもある。松山ケンイチという役者、セリフがないときのマヌケ
ズラ、そして多々ある余分な説明的セリフ、あんなんでいいの撮影・監督の木村 大作さん。

 時間のタイミングが良かったので続けて2本目を観た。「私の男」なんだか暗くて耳の
悪いアタシにはセリフが聞き取りずらい。今度から浅野忠信さんのセリフには字幕を付けて
欲しい。浅野 忠信映画に傑作なしだ。
 逡巡もなく愛に飢えているからといって、あの秘め事、タブーを犯していいのか。アン
モラルだといいたいのではなく、血の雨が降るほどの共感が出来ないといいたいのだ。
 多分、紋別の市民の方々に多くの協力を得ただろう。その人達の、15才以下に見せられ
る、見せたい映画だろうか。こういう映画の各地で協力するFCの皆さん、アタシはまった
くもうお気の毒に思う。映画ってそんなにエライの?(笑)
 流氷と雪の美しさ、その逆にある映画人の傲慢な醜悪さ、あんまり見たくない。

 エンドロールが流れ始めると、暗い内から両サイドのご婦人が席をけって立った。アタシ
その気持ち分りました。 映画「私の男」監督・熊切 和嘉  浅野 忠信 二階堂 ふみ
堂々のR15+だ。

 ※写真はチラシではなく、6月の上映ニュースを切り貼ったもの。ったくもうぷんぷん。

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