1991年、期せずして同時期、二人の女性がドイツとニューヨークに1年住んだ。
ひとりはドイツ・ボン大学の教授として上野さん、ひとりはニューヨーク大学の大学
院で演劇学を学びに有吉さんが。
続けざまに読んだのは偶然だ。日常の関心事や捉えかたが少なくとも内容において
は、かくも異なるという見本を読んだ気がした。今から20年以上前の世界とはどん
なだったかを、思い起こしてくれる。ドイツはベルリンの壁が壊された直後、アメリ
カはクリントンが民主党の大統領指名選挙を戦っていた時期だ。
ただお二人とも、タイトルはなんとかならんかったのでしょうか。
「うわの空」-ドイツその日暮らしー 著者 上野 千鶴子 朝日新聞社
( 定価1300円 1992年11月1日 第1刷発行 )
「ニューヨーク空間」 著者 有吉 玉青 新潮文庫 定価520円
( 平成8年9月1日 発行 単行本刊行は平成5年9月 )
※ 有吉さん、これ「身がわり」を書いた2年目と2冊目のようだ。
ひとりはドイツ・ボン大学の教授として上野さん、ひとりはニューヨーク大学の大学
院で演劇学を学びに有吉さんが。
続けざまに読んだのは偶然だ。日常の関心事や捉えかたが少なくとも内容において
は、かくも異なるという見本を読んだ気がした。今から20年以上前の世界とはどん
なだったかを、思い起こしてくれる。ドイツはベルリンの壁が壊された直後、アメリ
カはクリントンが民主党の大統領指名選挙を戦っていた時期だ。
ただお二人とも、タイトルはなんとかならんかったのでしょうか。
「うわの空」-ドイツその日暮らしー 著者 上野 千鶴子 朝日新聞社
( 定価1300円 1992年11月1日 第1刷発行 )
「ニューヨーク空間」 著者 有吉 玉青 新潮文庫 定価520円
( 平成8年9月1日 発行 単行本刊行は平成5年9月 )
※ 有吉さん、これ「身がわり」を書いた2年目と2冊目のようだ。