BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

クリントさん

2018年03月21日 | 映画
とうとうクリントさんも本当に終わってしまった。もう何も言うことは無い。偉大な監督の終焉を観たのだ。
映画「15時17分、パリ行き」列車内の出来事はなんのスペクタルもなく、犯人は1人でその背景などの
描写はない。映画が始まると延々と子供時代からの青年たちのお話が続き、アタシはシネコンの部屋を間違
えたのかとさえ思った。ほぼどうでもいい長いお話のついでにパリ行き電車に乗ったら、たまたま暴漢に出
会ったというだけのこと。時のフランスのオーランド大統領、感謝スピーチがまるで時間稼ぎのように使わ
れているが、なんの工夫も無い。
この世に信用のならないものが3つある。そば屋の出前の、いま出ましたという返事。スパゲッティの袋に
書いてある茹で時間。最後が映画のチラシの宣伝文句だ(笑)
永く生きるという事は、好きだった映画監督、作家たちを少しづつ消し失って行くということなのか。

 「15時17分、パリ行き」 監督 クリント・イースト・ウッド

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