著者は後藤 忠政となっているが構成・インタビューは西岡 研介氏の訊き書きだ。思い出すと「噂の眞相」で
記者をやっていて、のちに『「噂の眞相」トップ屋稼業」を書いた西岡氏だった。
後藤 忠政という興味深い極道の極み、ヤクザの伝記だが、なかなかに説得力のある読み物だ。人物がそうな
のか西岡氏の筆力なのか、そのどちらともいえる。後藤氏がヤクザを引退して得度し、高橋 伴明監督による
明らかな冤罪事件、袴田 巌さんを題材とした「BOX 袴田事件 命とは」を企画・製作したのだ。
得度しても男の掟と意地を通した人物、なかなかこんなひとはいない。
「憚りながら」 著者 後藤 忠政 宝島社 定価1429円+税
( 2010年6月16日 第2版発行 )
原発問題は政治・経済問題に尽きる。日本の原発、その一歩がA級戦犯・正力 松太郎でそのあとを中曽根 康弘
が継いだ。世界の原発マフィアがその巨大な利権構造で世界と日本を喰いつぶす。全く暗澹たる気分になる。
その正力 松太郎を書いた佐野 眞一さんの「巨怪伝」からの引用がやけに多いが、一冊の本としての紙幅もある
ならこの本においてはそれも仕方ない。松太郎、日本テレビを創出し読売巨人軍を創出した。だから昔から巨人
は嫌いだと100ワットオバさんが言ったが、正解である(笑)
日本の懲りない面々が、再稼働だなどと言っているが、人間の制御できない科学を利権で動かしているのだ。
原発が核燃料の廃棄物や事故後の後始末をとっても、決して他より安い電力とはいえないのは明らか。小泉元
首相が原発に反対になったのには裏で何かあるに違いない。化石燃料利権?、素直には信じられないのさ。
「黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア」 著者 鬼塚 英明 成甲書房 定価1700円+税
( 2011年5月30日 初版第1刷 )
記者をやっていて、のちに『「噂の眞相」トップ屋稼業」を書いた西岡氏だった。
後藤 忠政という興味深い極道の極み、ヤクザの伝記だが、なかなかに説得力のある読み物だ。人物がそうな
のか西岡氏の筆力なのか、そのどちらともいえる。後藤氏がヤクザを引退して得度し、高橋 伴明監督による
明らかな冤罪事件、袴田 巌さんを題材とした「BOX 袴田事件 命とは」を企画・製作したのだ。
得度しても男の掟と意地を通した人物、なかなかこんなひとはいない。
「憚りながら」 著者 後藤 忠政 宝島社 定価1429円+税
( 2010年6月16日 第2版発行 )
原発問題は政治・経済問題に尽きる。日本の原発、その一歩がA級戦犯・正力 松太郎でそのあとを中曽根 康弘
が継いだ。世界の原発マフィアがその巨大な利権構造で世界と日本を喰いつぶす。全く暗澹たる気分になる。
その正力 松太郎を書いた佐野 眞一さんの「巨怪伝」からの引用がやけに多いが、一冊の本としての紙幅もある
ならこの本においてはそれも仕方ない。松太郎、日本テレビを創出し読売巨人軍を創出した。だから昔から巨人
は嫌いだと100ワットオバさんが言ったが、正解である(笑)
日本の懲りない面々が、再稼働だなどと言っているが、人間の制御できない科学を利権で動かしているのだ。
原発が核燃料の廃棄物や事故後の後始末をとっても、決して他より安い電力とはいえないのは明らか。小泉元
首相が原発に反対になったのには裏で何かあるに違いない。化石燃料利権?、素直には信じられないのさ。
「黒い絆 ロスチャイルドと原発マフィア」 著者 鬼塚 英明 成甲書房 定価1700円+税
( 2011年5月30日 初版第1刷 )