9月はまたちょっと地方へ行ったり、仕事をしたり、風邪で体調がグズッたりで、
多分今月は6冊+「塩狩峠」で終わるだろう。
①「時の廃墟」 著者 沢木耕太郎 文藝春秋 定価1905円+税
( 2003年3月30日 第1刷 )
全9巻の3巻目、70年代初期からの若く精力的な筆致。
②「小耳にはさもう」 著者 ナンシー 関 朝日文庫 定価520円+税
思いかけず手に入った。多分、別タイトルと内容が重複していたとしても、何度
読んでも面白いからいいのだ。
③「現実入門」 著者 穂村 弘 光文社文庫 定価514円+税
( 2009年2月20日 初版第1刷発行 )
人生の初経験値がテーマ。その初体験がどうでもいいのは面白くもなんともない。
穂村さんの文章には〔ほむら(むら)〕が多いのだ。
④「ゆらゆらとユーコン」 著者 野田 知佑 本の雑誌社 定価1240円
( 1990年1月20日 初版第3刷発行 )
以前からのアタシの主張だが、国土交通大臣には野田さんにすべし。毎日カヌー
で遊んでいてもらって、日本の川、ダム工事はすべて中止するというハンコだけ捺
してもらう。刃向かう役人には野田さん得意の鉄砲で応戦してもらおう。
⑤「ほかならぬ人へ」 著者 白石 一文 祥伝社 定価1600円+80円
( 平成21年11月5日 初版第1刷発行 )
題名からして覚悟のいる小説かと勝手に思っていた。まあしかし読むと、これが
スカスカの東京ローカル小説だ。こんな話しなら韓流TVドラマでやっておくれ。
しかも別所収作は「かけがえのない人へ」というタイトルだ。題名も表紙絵も全くの
偽装表示にすぎない。
⑥「ジャージの二人」と「ジャージの三人」 著者 長嶋 有 集英社文庫
( 定価429円+税 2007年3月25日 第2刷 )
しかしこの題名はミもフタもない。内容に一人が加わっただけで、もう少し題名
に気を配ってもらいたい。しかしだ、題名は情けないが、この小説アタシは好きだ。
なかなかいいのだ。長嶋さん、タイトルと内容レベルは時に相反する。「猛スピード
で母は」は、きっと深い意味があるハズだと読んだが、結局なんのことない〔母は
スピード狂〕だという話しだった。タイトル主義のアタシは大いに困る。
そんなワケで、9月がおわる。
多分今月は6冊+「塩狩峠」で終わるだろう。
①「時の廃墟」 著者 沢木耕太郎 文藝春秋 定価1905円+税
( 2003年3月30日 第1刷 )
全9巻の3巻目、70年代初期からの若く精力的な筆致。
②「小耳にはさもう」 著者 ナンシー 関 朝日文庫 定価520円+税
思いかけず手に入った。多分、別タイトルと内容が重複していたとしても、何度
読んでも面白いからいいのだ。
③「現実入門」 著者 穂村 弘 光文社文庫 定価514円+税
( 2009年2月20日 初版第1刷発行 )
人生の初経験値がテーマ。その初体験がどうでもいいのは面白くもなんともない。
穂村さんの文章には〔ほむら(むら)〕が多いのだ。
④「ゆらゆらとユーコン」 著者 野田 知佑 本の雑誌社 定価1240円
( 1990年1月20日 初版第3刷発行 )
以前からのアタシの主張だが、国土交通大臣には野田さんにすべし。毎日カヌー
で遊んでいてもらって、日本の川、ダム工事はすべて中止するというハンコだけ捺
してもらう。刃向かう役人には野田さん得意の鉄砲で応戦してもらおう。
⑤「ほかならぬ人へ」 著者 白石 一文 祥伝社 定価1600円+80円
( 平成21年11月5日 初版第1刷発行 )
題名からして覚悟のいる小説かと勝手に思っていた。まあしかし読むと、これが
スカスカの東京ローカル小説だ。こんな話しなら韓流TVドラマでやっておくれ。
しかも別所収作は「かけがえのない人へ」というタイトルだ。題名も表紙絵も全くの
偽装表示にすぎない。
⑥「ジャージの二人」と「ジャージの三人」 著者 長嶋 有 集英社文庫
( 定価429円+税 2007年3月25日 第2刷 )
しかしこの題名はミもフタもない。内容に一人が加わっただけで、もう少し題名
に気を配ってもらいたい。しかしだ、題名は情けないが、この小説アタシは好きだ。
なかなかいいのだ。長嶋さん、タイトルと内容レベルは時に相反する。「猛スピード
で母は」は、きっと深い意味があるハズだと読んだが、結局なんのことない〔母は
スピード狂〕だという話しだった。タイトル主義のアタシは大いに困る。
そんなワケで、9月がおわる。