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BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

暗 闇

2023年03月05日 | その他
しかしだ、新幹線の札幌までの延伸などいつどこで誰が決めたのだろう。JR北海道の見栄っ張りと、そこ群がる政治家と建設業界か。まず、札幌までの延伸というその理由を聞いて見たい。
難工事による工事費の増加、トンネルが8割という掘削残土の有毒性と環境変化、沿線の経営分離など、そして開通後も更に赤字が膨らむという。道北や道東の本線はその余波で廃止線が進むだろう。何一ついい事が無いのに、止まらない新幹線。札幌駅周辺はいま高層ビル群の再開発で工事だらけ。かってすぐ近くでロケした映画・黒澤明の「白痴」のときの面影など一片もない。
それでもメディアは喜び、鉄道ファンは拍手してカメラを向けるのだろうか。

ここへの投稿、一年振り。もうだれも見てないだろうけど。

テスト投稿

2022年03月01日 | その他
グズグズしている内に2ヶ月以上が経ち、すると投稿には再度IDやパスワードが必要となり、分からなくなっていて
更に遠のきました。いまこのHPを昔作ってもらった方に電話して、IDなどが判明した次第。
また再開しましたのでよろしくです。

新聞習慣

2021年07月05日 | その他
ワクチン接種の1回目で札幌に戻った際、4月末からの未読新聞を持ち帰えったが、それが長年の習慣になっている。
毎日朝夕刊の1日分を小一時間ほどかけて読む。留守にしていた分を読み返す作業も、日数かける1時間でほかの読書
は中断となる。今回はやや2ヶ月分溜まっていたので読み終えるまでもう少し時間がかかる。
後から新聞を読み込むメリットはいろいろある。まず番組欄やスポーツ記事は読まない。大体の結果が分かっているので、
そこには時間が取られない。あと経済面や株式欄も関心が無い。その分他の文化面や投書欄、社説欄などをじっくりとだ。
時に気になった記事は切り取ってスクラップ帳へため込む。もうやや50年の週間。昔のスクラップ帳をみると、紙はセピア色、
字か小さくて裸眼は無理。大きな活字の見出しを読むと当時どんなことに関心を寄せていたかがわかる。とにかく新聞は面白い。
月の購読代は十分に元を取っている事になる。
最近夕刊の薄っぺらさ(内容も)が心配だが、購読者が少なくなっているのは仕方ないのか。特に若者、スマホを捨て新聞を読め!

止まらない

2020年12月10日 | その他
JRの無人駅が停まらないではなく廃止が止まらない。来年4月のダイヤ改定時の予定だそうだ。大量の18駅で、この大半が
「無人駅叙景」にその姿を留めている。(少なくとも撮影した駅も含めて)そもそも人の姿が見えない寂しい駅ばかりを選んだ
のだから、いずれは廃駅になるのもしょうがないのか。ますますこの作品の百年後の資料的価値が上がるだろう。
そしてあと十年も過ぎれば、路線そのものが廃止路線になっていく。百年も待たなくていいのかもしれないが、上がる価値、それが
悲しい。過って人間の毛細血管のようにあった道内の鉄道路線は、一部を例外にしてことごとくその姿を消す。見事に跡形も無く
消える。駅舎や路線の一部は残せても、鉄路は消えその痕跡さえ消えていく。いちど消えると復活はあり得ない。
10年後に新幹線が札幌に延伸されたとして、それがどんな価値が有るのかアタシには分からんとです。為政者の無責任な価値観が
人々を苦しめる。愚民は愚かな政府しか持てないのは本当だ。亡くなってから、無くなってから泣いても遅いだろうが。
  2020年12月10日〔北海道新聞記事〕

新幹線 必要?

2020年09月15日 | その他
〔JR北海道〕大赤字のニュースが北海道新聞に載っている。しかも札幌圏のドル箱路線・空港ライナーを含めてもだ。
インバウンド客も大幅に減り、この先も見通しがたたない。
そして新幹線が10年後には80パーセントの暗闇トンネルをくぐり抜けて札幌へくる計画だ。問題はたとえ来たとて
計算では赤字が大きく膨らむ予定だと。こんなことでいいのか、今からでも遅くない、ゼネコンにキャンセル費を払って
でも止めたらどうだ。赤字が増えると他の赤字ローカル本線は切り捨てられ、増々各地域が疲弊し人口減が止まらなく
なるだろう(今でもそうだが)どうしてこんなバカな事が分かっていても進めるのか、アタシには分からんとです。
函館本線は余市あたりから切り離され、第三セクターに押し付けるだろう。室蘭回りの札幌・函館間も特急や普通列車の
本数が減り、これも不便で乗客はバスへと流れる。圧倒的に乗車料金も安いからだ(時間はJRよりかかるが)
して新幹線用のトンネルだが、土に危ない成分が含んでいて、掘った土の捨て場が無い。住民にも反対運動が起きている。
今の新幹線終点の新函館北斗駅もワケが分からん函館にはなんの関係もない位置にある。これは現函館駅を終点とすべき
だったし、その後は道内の風景を楽しんで各地域へと行けばいいのだ。して本州へと急ぐ人は飛行機移動が最善だろう。
だいたい札幌・東京間がつながったとて、その乗車料金はどうなるのか、安い飛行機の何倍にもなるだろう。そんな新幹線
には金持ちのもの好きしか乗らない。車内はガラガラであずましいだろうが。
今からでも遅くない。札幌までの延伸工事は止めるべきだ。

安田裕美さんの死

2020年08月08日 | その他
安田 裕美さんが7月6日に亡くなったのはショックなニュースだった。まだ72才で1948年4月7日生まれ、丁度アタシより1ヶ月の兄貴だ。
これで山崎ハコさんとのライブは聴けない事になる。小樽出身でギタリスト・編曲者として活躍していたのに。アタシはそのニュースを聴いて、
ハコさんのCDを聴いた。
ハコさん、パートナーが亡くなったからと言って、唄う事を止めたりしないで下さい。ちあき なおみの様な事は悲しすぎる。今秋の例年札幌・
小樽ツアーはなしにしてもだ。
ハコさん、唄ってよ、悲しみ一杯の唄を。

赤字は続くよどこまでも

2020年07月07日 | その他
6月9日付け道新の記事だ。JR北海道の全区間6年連続赤字の記事が痛々しい。
営業損益は551臆8300万円の赤字で、札幌圏の快速エアポートなどは好調だったが、新型コロナの影響で失速したと。
従来の赤字線はともかく、最大の赤字は北海道新幹線だけで93億4700万円だ。でこの先札幌までトンネルが8割ほどの
山を潜り延伸されたとして、赤字幅は増大するばかりという。こんなものつくってどうすんだ。これを計画し進めたJR,行政、
政治家どもよ、お前たち個人で赤字を埋めろ。ワリを食うのはほかのローカル線だ。これからどんどん営業係数の悪い本線から
廃止され、第三セクターに移管かバスなどに転換され、それもやがては赤字でしまいには廃止だ。
そして各地域は増々過疎化が進み衰退する。北海道全体の人口は減りつづけ、やがては札幌だって全てが減少に転ずる。
かって網の目のように在った北海道の鉄道線路が、脆い櫛の歯が欠けたよう無くなり、ほんの一部の幹線だけがのこる。鉄道旅の
できない北海道に魅力はあるのか、海外から旅行に来て楽しめるのか、全くバカな新幹線だ。
アタシはもう新幹線に乗って青函トンネルに潜る事も、空を飛んで東京に行くこともないだろう。もうどこにも行きたくない。
トンネルは直下型地震が来たら海水がなだれ込み、飛行機は自衛隊のミサイルで試し打ちされるだろう。怖い世の中だ。

4567日

2020年02月25日 | その他
本日でこのブログを始めて4567日となった。前に3か後ろに8が付けばストレートフラッシュで、
ポーカーならほぼ勝てる。365日で割ると12年6ヶ月になる。よくもこんなに続いているもんだ
と思うが、アタシの忘備録のつもりで書いて来た。ゆえに詳しい説明はなどは書いてない。要するに
アタシが分かればいいのであって、他人が読んでもいいが、特に宣伝などしていない。ただ文章の訓練
にはなる。いつか役立つ時が来るようにと。
カテゴリーは写真集、新刊、古本、映画、テレビドラマ、テレビ、仕事、公演、時と事、その他、だが、
やはり古本が一番多いだろう。次はその他かな。TVドラマやテレビなどは、始めたころは真剣に観て
怒っていたが最近はもうドラマなど意地でも観ない。(面白くないと頭から決めている)
本に関しては、発刊時は関係なく新刊書店で定価で買えば新刊、最近刊でもそれを古本屋さんで買えば
古本の分類になる。
次は5000日くらいが節目だが、果たしてアタシはどうしているだろうか。書く元気があればいいのだが。

いまその分類数を確認するとこうなっている。
写真集(7)、新刊(49)、古本(644)、映画(39)、テレビドラマ(7)、仕事(5)
時と事(72)、テレビ(12)、公演(8)、その他(261)。合計1104本となった。
テレビドラマやテレビ、公演などの数が少ないが、これはもうドラマなど観ないからだ。
また写真集などの数が少ないが、これは当初新刊か古本の分類に入れていたためだ。
それにブログタイトルだが、以前専門学校で1年間講師をしていたとき、何人かの学生がやっていると
聞いて、それならいつかアタシもと宣言した。そのころやたら映画を観ていたのでこのタイトルにした。
あの頃の学生がここを訪問している様子はなく、もう誰もアタシの事など覚えていないだろう(笑)

手のひら反し

2019年12月29日 | その他
40代後半でガンにやられたカメラマン仲間がいた。その17回忌によばれて、アタシはしたたかに酔った。
少し遅刻した焦りもあって、アタシは仏前に手を合わせることも忘れて呑んだ。久し振りに会う仕事仲間
もいて話は弾んだが、みな何がしかの仕事をしている。みな若い、アタシも気だけは若い。
当時大学生だった娘さんはもう30代、高校生だった息子さんはもうとっくに大学を出て社会人で関東に。
Oカメラマンの奥さんと娘さんのメグミさんは登別にも来てくれた。嬉しかったなぁー。

この年末年始見たいTV番組などありはしない。愚にも付かないクイズ番組や、ひな壇芸人たちの笑えない
話しのトーク番組。こんなときはラジオにかぎる。コミニュテイ地域FMの三角山放送局は適当な曲がラン
ダムにひたすら流れる。ことしは年末恒例の大野さんと大和秀嗣さんの掛け合い歌謡番組はあるのだろうか。
大野さんの声が最近聴こえないが、どうしたのだろう。半年登別暮らしでは分からない。
今日は朝に、レンガの館ホールで先月にあった〔大平 まゆみ〕さんのバイオリンコンサートが流れていた。
ALSの発症の病を公開した後のコンサートで、大平さんが曲間のトークを発することはなかった。その辺の
事情を説明し、司会をしていたのがOカメラマンの娘、メグミさんだった。彼女はいま大平さんのアシスタント
でありマネージャーをしているのだ。彼女はいま北大の大学院にも通っている。応援したくなるのは当然だ。
新聞で大平さんの病気が大きく記事になった直後、銀行から貸しはがしの電話があったという。別に困っていた
ワケでなく、銀行が何とか無理矢理借りてくれないかと懇願されて、仕方なくわずかな資金を借りた。それなの
にとメグミさんは抗議し、泣いたという。金貸し銀行など、いまやろくでもない〔反社〕なのだ(笑)

無言の愛の交換

2019年12月13日 | その他
中村 哲さんがアフガニスタンの地で灌漑工事現場への移動中、襲われ銃殺された。
中村さんの著作は何冊か読んでいる。登別博物館の書棚に白い布に養生され今は眠っている。
アタシが最も今回の件で心に残るのは、奥様と娘さんが初めて柩に納められたご遺体と対面した時の様子だ。
奥様は深い悲しみの中、静かに同志としての矜持をもって対面し、無言の愛の交換をしていた。
娘さんは静かに「おつかれさまでした」と万感の思いを発し頭を下げた。これは関係性として見事だ。
取り乱すこともなく、大声で泣くこともなかった。中村さんにしてこの母娘だと思う。見事だ。

そしてご遺体が飛行機でアフガンを離れる時、その柩を先頭で担いだのはアフガニスタンのガニ大統領だった。
このことを持っても中村さんがアフガンにて、砂漠地帯を緑の沃野にと、どれほどの貢献をしたのかが分かる。
にしてもだ日本の政府、出迎えたのは外務副大臣とわずかな役人だけ。
外遊が大好きな日本の首相、こんなときこそ出迎えるべく政府専用機に乗って、行くほどの人ではなかったのか。
もっとも中村 哲さんは、ちっともそんなことを喜ぶことではなかったろうが。
言を左右にして答弁するだけの嘘つき安倍総理・政権など要らない。

遺骨は日本とアフガニスタンの地に分骨されると聞いた。