67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

Coleman Filter Funnel

2009-06-20 03:57:17 | キャンプ
 そろそろ本格的な梅雨入りが来そうなウィークエンドですね。キャンプも一休み,真夏のあまり好きではないですが,子供達と行くファミリーキャンプの備えてキャンプ道具の整備でもと思いごそごそやっていました。 自分のキャンプ道具はすべて燃料をホワイトガソリンにしています。ランタン,2バーナーをはじめ,冬のキャタリティック・ヒーターまでビールより高価なガソリン器具ばかりです。この多くの燃焼器具にガソリンを注入する際に使用する「フューエルファネル」や「ガソリンフィラー」が本日の主役です。

 ごそごそやっていて見つけたのがこの箱入りのファネルで不純物の混入を防ぐフィルターが敷かれています。何と言っても,ボロボロですがレトロな雰囲気の箱が最高にクールです。発色など,日本の製品の古い箱にはありえない雰囲気ですよね。



 家の中にゴロゴロしていたガソリンフィラー,ファネルを集めてみました。真ん中の3つのファネルにはロゴがしっかりとエングレイブされています。ロゴのスタイルが全て異なるのが面白いですよね。赤いモノが現行品ですが,結構使い難いので個人的にはフィルターファネルが好みです。こんな小物にもしっかりとした歴史があるのがコールマンですよね。

夏らしいボッサタッチの一枚を!

2009-06-19 04:36:48 | jazz & vocal
Spiced With Brazil/Nancy Ames
(Epic BN 26238)


 年がら年中,ブラジル音楽を聴いている管理人にとっては別に夏だからという台詞は当てはまらないかもしれないですが,本日はボッサタッチのリラックスした一枚をアップしましょう。

 ボッサタッチと書いたのは,純粋のボッサシンガーではないですが、ポピュラー畑特にラテンタッチの音楽を得意にしていたワシントン生まれのシンガー, ナンシー・エイム(アーメス)が今日の主役だからです。彼女は,仏,伊、スペイン語が堪能であったと言いますからこういうボッサ曲にもいいノリをみせてくれます。バックはオケですがブラジル系ジャズには当時引く手あまたのローリンド。アルメイダのギターのバッキングを聴くことができます。何と言っても、選曲が素晴らしい!A-1のジョルジ・ベンの"Pow, Pow, Pow(Mas Que Nada)"が圧巻です。ボッサの佳曲,エドゥ・ロボのA-4”Laia La Daia(Reza), ジョビンのA-5"Meditation"、B-5のマルコス・バーリの"Summer Samba"など美しい原曲を生かした素直でソフトなヴォーカルが好感がもてますね。B面のB-1"I Feel Fine", "A Man And A Woman"などポピュラーな選曲も意外性があっていいですね。

 所有盤はソリッドイエローのステレオ盤です。再発っぽいですが・・・。たまにはこんなボーカルも夏らしくていいでしょう!

JAFのアメリカ版,AAAの灰皿

2009-06-18 04:23:09 | Volkswagen
 空冷VWのユーザーの皆様,日本でロードサービスを提供するJAFには入会されていますか。67camperは生涯で5度このサービスを受けています。自分で整備をされる方なら「JAFなんかいらね~!」なんてお思いかもしれませんね。5回中4回が空冷VWでの緊急コールです。

1. 76bugで路上ストップ,ガソリンぶちまけ事件
2. ホテル駐車中の66bugでの駐車場係によるキー閉じ込め事件
3. 記憶に新しいカフェオレでの高速ストップ事件
4. 66bugのパンクでスペア交換時で5穴ホイールがはずせず自宅ガレージに着ていただいたJAFホームサービス事件

 整備に疎い67camperならではの事件も多く,やはり入会してて良かったというのが正直な所です。笑ってしまいますね。

 さて,アメリカにもJAF類似のサービスを提供する団体があります。AAA(American Automobile Association)という組織でアメリカ在住時には入会しておりました。ここも牽引をはじめとするロードサービス、ホテル予約など車社会USAの屋台骨を支える重要な,ドライバーにはありがたい組織です。いろんなノベルティも配布しており,それも全米各地のAAA支所が独自のモノを作成しておりコレクターの琴線を刺激しまくりです。

 本日のアップはカリフォルニアAAAが出した灰皿です。自分は灰皿として使うのはもったいないなと考え,オーディオ周りの小物を整理するトレイとして使っております。このシンプルなエンブレムを配したデザインがお気に入りの一品です。

DAWN盤が出た所で・・・

2009-06-17 13:09:44 | jazz & vocal
Lucky Thompson with Gerard Pochonet & His Quartet
(Dawn DLP1113)

 ズートのDAWN盤の話が出た所で, DAWNというレーベルについて考えてみましょう。Dawnというのは昨日Zootのアルバムにも出て来たSeecoの傍系,ジャズ専門レベルなどと考えられています。吉祥寺のオヤジの書き物などみると、全てがジャズ系ではないらしいです。56年から58年までに28枚がリリースされたと言います。昨日のアップのようにドーンとシーコ両方から発売されている盤もありますし,フランス,ボーグの再発と思われるモノがあり、この代表が本日アップのラッキー・トンブソンです。

 メンバーはLucky Thompson(ts)にサイドメンとしてMartial Solal(p), Michel Hausser(vib), "Sir" John Peter(g), Gerard Pochonet(ds)が加わり、Benoit QuersinとPierre Michelotが交代でベースをつとめています。題目は,スタンダードのバラードが中心で,全体的に演奏時間が少ないのが惜しいですが、A面がUndecided~Tenderly~But Not For Me~You Go To My Head~Lullaby In Rhythm~Indian Summerの6曲、B面がI Can't Give You Anything But Love~Don't Blame Me~East Of The Sun~Our Love Is Here To Stay~I Cover The Waterfront~My Funny Valentineの6曲で計12曲です。全編にわたりトンプソンのゆったりとしたウォームなバラードプレイが聴けます。特にMy Funny Valentine等のプレイは彼のバラードプレイの真骨調ですね。まだ米国進出前のソラールのピアノが美しいです。

 所有盤はドーンのブラックラベル,シルバーロゴのオリジナルモノラル盤です。「Manufactured by Seeco Records, INC.」や「LP Recorded in France」は冒頭の事実を証明する一節で裏カバーにしっかりと記載されています。ドーンらしいあか抜けたカバーもいいですね。

白人開眼となったズート・シムズ

2009-06-16 04:04:46 | jazz & vocal
The Art Of Jazz/Zoot Sims
(Seeco CELP-452)


 大学時代にジャズ聴きはじめた次期には,黒人一辺倒だった自分にとって、「こりゃ、白人ジャズも捨てたもんじゃない!」と思わせた白人プレイヤーがいます。ビル・エバンス,アート・ペッパーそして本日の主役ズート・シムズもベスト3に入れていい白人御贔屓プレイヤーだったように思います。今となっては,白人プレイヤーの渋いアルバムには眼がない67camperですが当時はファンキー,エネルギッシュな黒人ジャズオンリーでした。そんな中で,2回生の頃だったでしょうか?友人と山形を訪れ,オクテットの門をくぐったときにズートのアルバムがカウンターの向こうにかなりの枚数飾られていた光景にであいました。あとになってオクテットのオーナー、相沢氏がズートの信奉者であることを知る訳ですが、このときがズートを本気で意識するようになった瞬間だったように思います。それから、ずっとズートは最も好きな白人テナーとして自分の頭の中で常に気になる存在として生き続けています。ベツレへム,アーゴのワンホーンと並び本日アップのドーン盤はとても人気が高くコンディションのいい盤は破格の高値で取引されていると聴きます。当然原盤では聴いたこともありません。コートを着て,右手に煙草,左の小脇にテナーを抱えて石段にリラックッスした表情で腰掛けるドーン盤は垂涎の一枚です。


The Modern Art Of Jazz/Zoot Sims

(Dawn DLP1102, FSR reissue)

 というのも自分はもっぱらトップにかかげたドーンの再発のSEECO盤で聴いているのです。タイトルの「Modern」が省略されたこのアルバムも音質的にはさほど不満がある訳ではないのですが,やはり石段に腰掛けてリラックスするカバー欲しさにFSRの再発盤を購入してしまいました。印刷もややピンボケ気味,恐らくオリジナルはすばらしいのでしょうね。演奏は皆さんご存知の通りの快演です。A-1"September in The Rain"からスィンギーで歌心に溢れるズートの味わい深いテナーを聴くことができます。個人的にはこのSeptemberとA-3"Ghost of A Chance"のバラードプレイが最高です。共演者は説明の必要は無いのかもしれませんがBob Brookmeyer(vtb), John Williams(p), Milt Hinton(b), Gus Johnson(ds)のクインテットです。贔屓のBrookmeyer, 知る人ぞ知るWilliamsのピアノも好演ですよね。

パーセルシェルフへの思い入れ

2009-06-15 01:45:50 | Volkswagen
 エアコンの無い空冷ワーゲンではパーセルシェルフと言うのは便利で装着率がたかいアイテムではないでしょうか。67camperも例に漏れず、このアイテムが大好きです。アクセサリー個人的にはフラワーベースと並んで好きなパーツと言っても過言ではありません。66bugを購入した時,BUGWORKSさんで装着していただいた"Made In Germany"のパーセルシェルフ(ブランド不詳)は今も気に入って使っています。グローブボックスにラジオ+CDプレイヤーを搭載していることが多いBUGではアンダーダッシュの小物置きにはとても便利です。



 当然ですがコンバーチブルでもパーセルシェルフはとっても有用です。Bambusと言うブランドが超有名ですが,コンディションのいい当時もの(オリジナル)はとっても希少であっても超高価です。69コンバチをレストアしたときに,いやレストア前から依頼してあったのですが見つからず,結局Wolfsburg Westのリプロダクションを装着しています。リプロですが仕上がりはよくって「Bambus」のデカールもきちんと搭載されています。いつかはオリジナルが欲しいのですが,一生出会えないかも・・・。画像でも確認できると思いますが,コンバチ用のパーセルシェルフはセダンのものよりも小振りでセダンのモノが流用できません。タイプ3用とかカルマン用なんてのも多分存在しますよね?これなども希少でしょうね。



 さて66bugには以前にこのバンブー系のものも使用していました。これもリプロダクションで超軽量です。そして画像の下のビニル製のパーセルシェルフが高年式時代(?)のオリジナルモノです。ビニルですが骨格は金属が使われており上のバンブー系ののモノに比べるとズシッとした重量感があります。



 勿論,中央部分にVWマークがエングレイブされ、"Made In Germany"の文字も確認できます。オリジナルではこのタイプが最も多く流通しているのかも知れませんね。好きなパーツがあるって言う所が,やはり病気の重症度を感じてしまいますね(笑)。

こんなコールマンのノベルティもありますよ!

2009-06-14 02:25:27 | キャンプ
 こんなに大きく写すと何のこっちゃと言う感じかも・・・。たかだか高さは8cm。灯屋には全くマントルは見えないし,陶器性のこのコールマン、何だと思います。



 ヒントはこのトップにもうけられた小さは穴です。そうなんです,ソルト&ペッパーのシェイカーなのです。そこには充填用の蓋もついておりグリーンには「Salt」、レッドには「Pepper」の小さなステッカーが貼られています。よく出来たシロモノですがキャンプで実用に使うとなると、恐らく簡単に湿気で穴が閉塞してしまいそうで実用ベースにはほど遠いかなと考えています。

 職場の仲間にいただいたもので出所不明なのですが,恐らくコールマンジャパンのノベルティでしょうかねぇ?いつ頃のモノでしょう・・・?誰か実際に使った方がおられたら使用感などコメントいただければ幸いです。

オスカー・ピーターソンのボッサはこれだ!

2009-06-13 00:53:58 | jazz & vocal
Soul Espanōl/Oscar Peterson
(Limelight LS86044)


 ジャズピアニストの中でも最も多くの作品を録音しているのはオスカー・ピーターソンだろうと信じているのですがどうでしょう?もうスタンダードと名のつく曲は殆どが彼のアルバムで捉えられていると言っても過言ではないでしょう。OPに嵌ったきっかけは,”We Get Requests"に収録された「イパネマの娘」に他なりませんが,このアルバムにはもう一曲,「コルコバード」も収録されていますね。そういう意味ではこのOPを代表するトリオアルバムもボッサ臭を感じる訳ですが,もう一枚、ボッサ曲を中心にラテン曲ばかりを集めたアルバムもあるのです。これが本日アップの"Soul Espanol"です。ライムライトのOPと言えば,カナディアンスイートであり、このアルバム等は中古店でもゴミ扱いされている一枚かも知れませんね(笑)。

 メンバーはOP, Sam Jones(b), Louis Hayes(ds)のトリオにMarshall thompsn(timbales), はHarold Jones(perc), Henley Gibson(conga)のラテンリズムセクションを加えたセクステットです。題目が極めて魅力的で聞き流しにはもってこいのイージーリスニングジャズに仕上がっています。A面冒頭の"Mas Que Nada"から“カーニバルの朝”、”Call Me", "How Insensitive", "Carioca", B面にも"Tomorrow", "Meditation", "オルフェのサンバ”などジョビン、ボンファの作品が積極的に取り上げられているのがボッサ好きには堪りませんね。

 所有盤はライムライトのステレオ盤です。もう少しジャケを考えればゴミ扱いされることはないだろうになんて思ってしまいますね。

マイフェイバリットシングズ3部作の一枚

2009-06-12 02:34:46 | jazz & vocal
Coltrane's Sound/John Coltrane
(Atlantic SD1419)


 JAZZのテナーサックス界に於ける60年代のコルトレーンの功績ははかり知れないものがあります。この時代に輩出されたテナー奏者は,こぞって彼の演奏スタイルを追求して行ったと言っても過言ではありませんよね。昨日はスティットの一枚をアップしましたが、そのアーティスティックなカバーデザインは結構インパクトが強いモノでした。これとおなじようなカバーがコルトレーンにもあるなぁなんて思ってた方が多いのではないでしょうか?このカヴァーはマービン・イスラエルが描いたモノですが、本日はカバーつながりと言うことでこのコルトレーンのアトランティック盤をアップいたします。

 1960年、マイルスと決別したコルトレーンは自己のグループを率いて活動をはじめます。ここで有名なマイフェイバリットシングズが産まれる訳ですが,このセッションからは3枚のアルバムが製作されます。有名な「マイフェイバリットシングズ」、「プレイズブルース」,そして本アルバムの3枚です。マイフェイバリットシングズはソプラノサックスによる長尺演奏で話題性では群を抜いていますが,この「コルトレーンサウンド」と題された本アルバムはテナーでコルトレーン風に処理された「夜は千の眼を持つ」や「ボディアンドソウル」等の有名曲を含んでおり玄人好みの捨て難いアルバムに仕上がっています。コルトレーンのシーツオブサウンドにポリリズムでサポートするエルビンのドラミング,マッコイの押し寄せる波のようなピアノも好調で新グループ結成の意気込みが充分に伝わって来ます。ソプラノで演奏される"Central Park West"やマッコイ抜きのトリオによる"Satellite"も斬新です。ベースにSteve Davisが起用されています。

 所有盤はアトランティックの再発ステレオ盤でグリーン&オレンジラベルです。タイトル通りの、この時点でのコルトレーンサウンドが凝集した好アルバムとおもいますね。ここからの進化は皆さんご存知の通りですよね。

アナザーバードの真骨調,スティットのアルトサックス

2009-06-11 03:59:04 | jazz & vocal
Stitt Plays Bird/Sonny Stitt
(Atlantic SD-1418 jp.reissue)


 先日の石田氏と67camperとの素足談義ではないが,ソニー・スティットもバードことチャーリー・パーカーよりも先にバードのようにプレイしていたらしく,アナザーバードと呼ばれるのを好まなかったと言います。しかしながら、どうあがいても相手がバードでは分が悪い。スティットはアルトサックスをはじめテナー,バリトンまで吹くアルバムもありますが,やはりメイン楽器はアルトではないでしょうか。あまりに似ているのでアルトを封印したとも言われており,全曲アルトで通したアルバムは自分が知る範囲では本日アップのアトランティック盤「Stitt Plays Bird」しかないかと思います。

 メンバーはSonny Stitt(as), John Lewis(p), Jim Hall(g), Richard Davis(b), Connie Kay(ds)の五重奏団です。曲目はパーカーのオリジナルばかり、一曲のみジェイ・マクシャンのオリジナル,皆さんご存知のパーカーチューンのオンパレードです。A面がOrnithology, Scrapple From The Apple, My Little Suede Shoes, Parker's Mood, Au Privaveの5曲,B面がKoKo, Confirmation, Hootie Blues, Constellationの4曲です。演奏は,当たり前ですがパーカーそっくりのスティットのアルトが全面にfeatureされており、anotherの称号はやはり最もバードに近いスタイルをもつプレイヤーに与えられたことに納得する筈です。

 所有盤は国内盤再発のステレオ盤です。自分が初めて購入したスティット盤であり思い出深い一枚です。